エコキュートの交換を考え始めると、多くの方が最初に迷うのが「どこへ依頼するのが一番いいの?」という点ではないでしょうか。
- 家電量販店が安心そう。
- メーカーへ直接頼めるのでは?
- 近所の電気店でも交換できる?
- 専門業者は安いけど大丈夫?
このように依頼先はいくつもあるため、それぞれの違いが分かりにくいものです。
実際には、同じエコキュート・同じ工事内容でも依頼先によって10万円以上価格が変わることも珍しくありません。
一方で、「安いから」という理由だけで選ぶと、保証や工事品質で後悔するケースもあります。
結論
交換費用を抑えたいならエコキュート専門業者が有力です。
安心感や店舗で相談したい方は家電量販店、昔から付き合いのある電気店があれば地域の電気店も選択肢になります。
大切なのは、「どこが一番良いか」ではなく、自分に合った依頼先を選ぶことです。
この記事では、それぞれの依頼先の特徴やメリット・デメリットを比較しながら、自分に合った依頼先を選ぶポイントを分かりやすく解説します。
また、記事の後半では「どんな人にどの依頼先がおすすめか」も紹介していますので、交換を検討している方はぜひ参考にしてください。
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エコキュート交換を依頼できるのは主に7つ
エコキュートの交換は、主に次の7つの依頼先があります。
| 依頼先 | 価格 | 相談しやすさ | 保証 | こんな人におすすめ |
|---|---|---|---|---|
| 家電量販店 | △ | ◎ | ◎ | 店舗で相談したい |
| エコキュート専門業者 | ◎ | ○ | ○〜◎ | 価格を抑えたい |
| メーカー | △ | ○ | ○ | 修理相談の延長で検討したい |
| 地域の電気店 | ○ | ◎ | ○ | 昔から付き合いがある |
| リフォーム会社 | △ | ○ | ○ | 住宅全体をまとめて工事したい |
| ホームセンター | ○ | ○ | ○ | 買い物ついでに相談したい |
| ハウスメーカー・工務店 | △ | ○ | ○ | 建築時の会社へ依頼したい |
それぞれにメリットとデメリットがあり、「ここなら絶対安心」という依頼先はありません。
例えば、価格だけを見ると専門業者が有利なケースが多い一方で、店舗でじっくり相談したい人には家電量販店の方が安心できるでしょう。
私自身、エコキュート開発や住宅設備に携わってきた経験から感じるのは、依頼先そのものよりも、実際に施工する業者の技術や対応の方が重要ということです。
そのため、まずは各依頼先の特徴を理解したうえで、自分に合った選択をすることが大切です。
家電量販店へ依頼するメリット・デメリット
ヤマダデンキやエディオン、ケーズデンキ、ジョーシンなどの家電量販店でも、エコキュート交換を依頼できます。
店舗で相談できるため、「初めて交換するので不安」という方には人気の依頼先です。
メリット
- ・店舗スタッフへ直接相談できる
- ・長期保証が分かりやすい
- ・ポイント還元やキャンペーンを利用できる場合がある
- ・住宅設備に詳しくない人でも相談しやすい
特に、「実店舗がある」という安心感は家電量販店ならではのメリットです。
交換後に不具合があった場合でも相談窓口が分かりやすく、初めて交換する人でも利用しやすいでしょう。
デメリット
一方で、価格は専門業者より高くなる傾向があります。
また、多くの家電量販店では工事自体は提携している施工会社が担当します。
つまり、「家電量販店だから工事品質が高い」というわけではなく、実際の施工は地域の工事会社が行うケースがほとんどです。
費用相場は、おおよそ40万~55万円前後が目安になります。
「価格よりも安心感を優先したい」という方には向いている依頼先です。
エコキュート専門業者へ依頼するメリット・デメリット
エコキュート交換をできるだけ安く済ませたい場合、有力な選択肢となるのがエコキュート専門業者です。
エコキュートや給湯器の交換を専門に行っている会社で、施工実績が豊富な業者も多くあります。
メリット
- ・家電量販店より価格が安い傾向がある
- ・エコキュート交換の施工実績が豊富
- ・在庫を持っている業者なら早く交換できる
- ・機種の提案や補助金の相談にも対応している場合がある
専門業者が安い理由は、エコキュートを大量に仕入れていることや、自社施工によって中間マージンを抑えているケースが多いためです。
また、交換を専門としているため、工事にも慣れており、設置条件に応じた提案を受けられるメリットもあります。
急にお湯が出なくなった場合でも、在庫があれば数日以内、状況によっては当日や翌日に対応できる業者もあります。
デメリット
一方で、専門業者は会社によってサービス内容に差があります。
例えば、
- ・保証内容が異なる
- ・対応エリアが限られる
- ・工事品質に差がある
といった点は事前に確認しておきたいポイントです。
ただし、「専門業者だから危ない」というわけではありません。
施工実績や会社情報、保証内容などを確認すれば、安心して依頼できる業者も数多くあります。
費用相場は30万~45万円前後が目安です。
価格を重視しながら、しっかり比較して選びたい方には最も有力な依頼先と言えるでしょう。
メーカーへ直接依頼するメリット・デメリット
「ダイキンや三菱電機へ直接お願いできないの?」
このように考える方も少なくありません。
実際にメーカーへ問い合わせることはできますが、交換工事をメーカー自身が行うケースは多くありません。
多くの場合は、メーカーのサービス窓口から販売店や施工会社を紹介される流れになります。
メリット
- ・現在使用している機種について相談しやすい
- ・修理か交換かの判断を相談できる
- ・純正部品や対応機種について確認しやすい
故障した際には、まずメーカーへ相談する方も多く、修理が可能かどうか確認したうえで交換を検討する流れになることもあります。
デメリット
メーカーへ直接依頼したからといって、必ずしも費用が安くなるわけではありません。
また、交換工事は提携会社が担当することが一般的なため、「メーカー施工」というイメージとは少し異なります。
交換だけを目的とする場合は、専門業者や家電量販店と比較しながら検討した方が、価格やサービスの違いが分かりやすいでしょう。
地域の電気店へ依頼するメリット・デメリット
昔から付き合いのある町の電気店でも、エコキュート交換に対応している場合があります。
「何かあったらすぐ相談できる」という安心感から、長年利用している方も少なくありません。
メリット
- ・担当者の顔が分かる安心感がある
- ・細かな相談がしやすい
- ・交換後のアフターフォローを受けやすい
特に、高齢の方やインターネットでのやり取りが苦手な方には、身近な電気店へ依頼する安心感は大きなメリットです。
また、家電全般をまとめて相談できる点も魅力でしょう。
デメリット
一方で、価格は専門業者より高くなることがあります。
また、エコキュートを常時在庫しているケースは少なく、取り寄せに時間がかかることもあります。
施工実績や取り扱いメーカーについては、事前に確認しておくと安心です。
費用相場は35万~50万円前後が目安になります。
「価格よりも、長く付き合える安心感を重視したい」という方に向いている依頼先です。
リフォーム会社へ依頼するメリット・デメリット
キッチンや浴室のリフォームとあわせてエコキュートを交換する場合は、リフォーム会社へ依頼する方法もあります。
住宅設備全体をまとめて工事できるため、複数の業者へ依頼する手間を省けるのが特徴です。
メリット
- ・住宅全体のリフォームと同時に依頼できる
- ・配管や電気設備も含めて相談しやすい
- ・窓口が一つなので管理しやすい
デメリット
エコキュート交換だけを依頼する場合は、専門業者より価格が高くなるケースがあります。
また、実際の設置工事は提携している設備会社が担当することも少なくありません。
エコキュート単体の交換であれば、専門業者や家電量販店と比較してから決めるのがおすすめです。
ホームセンターへ依頼するメリット・デメリット
最近では、カインズやコーナン、コメリなどのホームセンターでもエコキュート交換を受け付けています。
店舗で価格を確認できるため、買い物ついでに相談しやすいのが特徴です。
メリット
- ・店舗で価格を比較しやすい
- ・キャンペーンを実施していることがある
- ・住宅設備をまとめて相談できる
ホームセンターでは、期間限定の値引きやポイント還元が行われることもあり、タイミングによってはお得に交換できる場合があります。
デメリット
一方で、工事は提携している施工会社が担当するケースが一般的です。
そのため、工事品質は実際に担当する施工会社によって異なります。
また、取り扱いメーカーや機種が限られる店舗もあるため、希望する機種がある場合は事前に確認しておきましょう。
費用相場は35万~50万円程度です。
ハウスメーカー・工務店へ依頼するメリット・デメリット
家を建てたハウスメーカーや工務店へ相談する方法もあります。
建物の設備を把握しているため、安心して任せられると感じる方も多いでしょう。
メリット
- ・住宅全体を把握しているため相談しやすい
- ・建築時の図面や配管状況を確認しやすい
- ・長く付き合いがある場合は相談しやすい
新築時から定期点検を依頼している場合は、その流れで交換をお願いできるのもメリットです。
デメリット
価格は比較的高くなる傾向があります。
また、実際の交換工事は住宅設備会社へ依頼しているケースも多く、中間マージンが発生することがあります。
エコキュートだけを交換するのであれば、一度専門業者とも比較してみることをおすすめします。
結局どこに頼むのがおすすめ?
ここまで7つの依頼先を紹介しましたが、「結局どこが一番いいの?」という疑問を持つ方も多いでしょう。
結論としては、重視するポイントによっておすすめの依頼先は変わります。
とにかく費用を抑えたい人
おすすめはエコキュート専門業者です。
大量仕入れや自社施工によって価格を抑えているケースが多く、同じ機種でも家電量販店より数万円安くなることがあります。
ただし、価格だけではなく保証や施工実績も確認して選びましょう。
初めて交換するので安心感を重視したい人
おすすめは家電量販店です。
店舗で相談できる安心感があり、保証内容も分かりやすく説明してもらえます。
価格はやや高めですが、「まずは相談したい」という方には向いています。
昔から付き合いのある電気店がある人
おすすめは地域の電気店です。
困ったときにすぐ相談できる安心感は、大手にはない魅力です。
価格だけでなく、長期的な付き合いを重視する方には良い選択肢になります。
リフォームを予定している人
おすすめはリフォーム会社です。
浴室やキッチンなど他の工事と同時に依頼すれば、工事をまとめて進められます。
家を建てた会社へ相談したい人
おすすめはハウスメーカー・工務店です。
建物全体を把握しているため、配管や設置条件も含めて相談しやすいでしょう。
私がおすすめする依頼方法
私はエコキュートの開発や住宅設備に携わる中で、多くの交換事例を見てきました。
その経験から感じるのは、「依頼先」よりも実際に施工する会社の技術力や対応が、交換後の満足度を大きく左右するということです。
例えば、家電量販店へ依頼しても工事を担当するのは地域の施工会社です。
専門業者へ依頼しても、施工実績が豊富で丁寧な会社もあれば、そうでない会社もあります。
つまり、「家電量販店だから安心」「専門業者だから不安」と一概には言えません。
だからこそ、依頼先を決めた後は、保証内容や施工実績、見積もり内容なども確認したうえで比較することが重要です。
同じ機種でも価格はここまで変わることがある
例えば、370Lフルオートタイプを標準工事・撤去処分込みで比較した場合の一例です。
| 依頼先 | 総額の目安 |
|---|---|
| 家電量販店 | 約52万8,000円 |
| 地域の電気店 | 約47万2,000円 |
| エコキュート専門業者 | 約41万8,000円 |
※設置条件や地域、機種によって価格は異なります。
このように、同じ容量・同じ工事内容でも数万円から10万円程度の差が生じることがあります。
そのため、1社だけで決めるのではなく、複数の依頼先を比較することが費用を抑えるポイントになります。
依頼先を選ぶときに確認したい3つのポイント
エコキュート交換では、「どこに頼むか」だけでなく、実際に契約する前に確認しておきたいポイントがあります。
① 総額で比較する
見積もりを見ると、本体価格だけが安く見えることがあります。
しかし、実際には次のような費用が別途かかるケースもあります。
- ・標準工事費
- ・既存エコキュートの撤去・処分費
- ・配管工事
- ・電気工事
- ・搬入費
本体価格だけではなく、「最終的に支払う総額」で比較することが大切です。
② 保証内容を確認する
エコキュートは10年以上使用する設備です。
そのため、価格だけではなく保証内容も確認しておきましょう。
例えば、
- ・本体保証は何年か
- ・工事保証は何年か
- ・故障時の対応窓口
などを比較すると、安心して依頼できます。
なお、保証内容の詳しい確認方法や失敗しない業者選びについては、別記事で詳しく解説しています。
③ 1社だけで決めない
「今日契約していただければ値引きできます。」
このような営業トークを受けることもあります。
しかし、エコキュートは高額な設備です。
同じ機種・同じ工事内容でも数万円から10万円程度の差が出ることも珍しくありません。
時間に余裕がある場合は、2〜3社で比較してから決めることをおすすめします。
交換業者を比較するなら、このシートが便利です
複数の見積もりを比較すると、価格だけでなく保証や工事内容の違いも見えてきます。
あとで「どの業者が良かったっけ?」と迷わないよう、比較表にまとめておくのがおすすめです。
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よくある質問
Q. メーカーへ直接頼むのが一番安心ですか?
必ずしもそうとは限りません。
メーカーへ相談すると、提携している販売店や施工会社を紹介されるケースが一般的です。
そのため、実際の工事品質は担当する施工会社によって変わります。
Q. 家電量販店なら工事も自社スタッフが行いますか?
多くの場合、工事は提携している施工会社が担当します。
そのため、「どこへ依頼するか」と同じくらい、「どんな施工会社が工事するか」も重要です。
Q. 専門業者は本当に安いのでしょうか?
大量仕入れや自社施工によって価格を抑えている会社が多く、家電量販店より安くなるケースがあります。
ただし、すべての専門業者が安いわけではありません。
保証内容や施工実績もあわせて確認しましょう。
Q. 急に故障してお湯が出ません。どこへ依頼するのがおすすめですか?
在庫を持っている専門業者なら、最短で当日や翌日に対応できる場合があります。
一方、家電量販店や地域の電気店では、機種の取り寄せが必要になることもあります。
急ぎの場合は、対応スピードも確認すると安心です。
Q. 修理するか交換するか迷っています。
使用年数や故障内容によって判断が変わります。
一般的には、10年以上使用していて修理費が高額になる場合は、交換を検討した方が結果的に費用を抑えられることもあります。
詳しくは、こちらの記事をご覧ください。
まとめ
エコキュート交換を依頼できる主な窓口は、次の7つです。
- 家電量販店
- エコキュート専門業者
- メーカー
- 地域の電気店
- リフォーム会社
- ホームセンター
- ハウスメーカー・工務店
それぞれにメリット・デメリットがあり、「どこが一番良い」と一概には言えません。
費用を抑えたいなら専門業者、店舗で相談したいなら家電量販店、付き合いのある会社があれば地域の電気店や工務店も選択肢になります。
そして、最も重要なのは1社だけで決めないことです。
同じエコキュートでも、依頼先によって価格や保証内容は大きく異なります。
まずは複数の依頼先を比較し、自分に合った会社を選びましょう。
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