ダイキンエコキュートL5エラーの原因は?圧縮機の過電流・修理費用と対処法

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ダイキンエコキュートに「L5」が表示された場合、ヒートポンプの圧縮機に過電流が検出され、運転が停止している可能性があります。

「リセットすれば直る?」「修理費用は高い?」「交換が必要?」と迷う方もいるでしょう。

この記事では、L5エラーの意味と主な原因、安全な対処法、修理・交換の判断基準を解説します。

ダイキンエコキュート「L5エラー」原因と対処法
目次

ダイキンエコキュートのL5エラーとは?まず結論

ダイキンエコキュートのL5は、ヒートポンプユニットのインバーター圧縮機に過電流が検出された際に表示されるエラーコードです。

圧縮機は、エコキュートが空気中の熱を利用してお湯を作るための重要な部品です。

圧縮機を正常に運転できなくなると、ヒートポンプによる沸き上げが停止し、新しいお湯を作れなくなる場合があります。

ただし、L5が表示されたからといって、必ず圧縮機本体が故障しているわけではありません。

インバーター制御に関係する電気系統の不具合など、複数の原因が考えられます。

そのため、圧縮機の交換が必要かどうかは、メーカーによる点検で判断する必要があります。

L5エラーの基本情報

項目内容
メーカーダイキン
エラーコードL5
エラーの意味インバーター圧縮機の過電流
主な発生箇所ヒートポンプユニット
起こり得る症状沸き上げ停止・湯切れ
主な点検対象電気系統・圧縮機・冷媒系統など
自分で修理できる?内部の修理は不可
改善しない場合販売店・ダイキンへ点検を依頼
本体交換L5の表示だけでは判断できない

L5は、給湯温度の設定間違いや浴槽のフィルター汚れを直接示すエラーではありません。

圧縮機の運転に関係するため、繰り返し表示される場合は専門的な点検が重要です。

L5エラーが出たら最初に確認すること

L5が表示された場合は、すぐに漏電遮断器を操作するのではなく、現在の状態を確認しましょう。

特に、エラーコード・残湯量・沸き上げの状態を把握しておくと、修理相談を進めやすくなります。

① エラーコードがL5か確認する

まずはリモコンに表示されているエラーコードを確認してください。

ダイキンエコキュートには、L3・L4・L5など、似たコードがあります。

エラーコードによって異常の内容が異なるため、正確に記録することが必要です。

可能であれば、リモコンの表示を写真に残しておきましょう。

また、機種の型番も確認しておくと、メーカーへ問い合わせる際に役立ちます。

② タンクの残湯量を確認する

L5が発生すると、ヒートポンプの沸き上げが停止する場合があります。

ただし、すでに貯湯タンク内にお湯が残っていれば、蛇口やシャワーから給湯できる場合もあります。

まずはリモコンの残湯量表示を確認してください。

特に、次のような状態がないか確認しましょう。

  • 朝になっても残湯量が増えていない
  • 沸き上げ運転が停止している
  • お湯の残量が少なくなっている
  • 以前より湯切れしやすくなった

ただし、異常の状態によっては給湯できない場合もあります。

エラー表示中の使用可否は、機種の取扱説明書やメーカーの案内を優先してください。

③ ヒートポンプ周辺に異常がないか確認する

屋外のヒートポンプユニット周辺を、安全な場所から目視で確認しましょう。

特に注意したいのは、次のような症状です。

  • 大きな異音がする
  • 以前と異なる強い振動がある
  • 焦げ臭いにおいがする
  • 煙が出ている
  • 本体や配線に明らかな異常がある

焦げ臭さや煙がある場合は、無理に機器へ近づかず、安全を確保したうえで販売店やメーカーへ連絡してください。

また、外観に異常がなくても、圧縮機や制御部品の不具合が発生している可能性があります。

外から見ただけで故障の有無を判断しないようにしましょう。

④ 漏電遮断器が落ちていないか確認する

L5が表示された場合は、電気系統の異常が関係している可能性があります。

そのため、漏電遮断器が自動的に作動していないか、無理のない範囲で確認しましょう。

ただし、漏電遮断器が落ちている場合は、原因を調べずに何度も電源を入れ直さないでください。

漏電や機器内部の故障が発生している可能性があります。

安全のため、メーカーや販売店へ点検を依頼しましょう。

ダイキンエコキュートL5エラーの主な原因

L5はインバーター圧縮機の過電流に関係するエラーです。

ただし、過電流が検出された原因は、圧縮機本体の故障だけとは限りません。

実際の点検では、電装系や圧縮機などの状態を確認する必要があります。

原因① 圧縮機の異常

L5で考えられる原因の一つが、圧縮機の不具合です。

圧縮機は、ヒートポンプ内部の冷媒を圧縮して循環させるための重要な部品です。

正常な状態では、運転条件に応じて圧縮機が制御されます。

しかし、圧縮機内部に異常が発生すると、通常より大きな電流が流れるなどして、保護制御が働く場合があります。

ただし、L5が表示されたからといって、必ず圧縮機そのものを交換する必要があるわけではありません。

圧縮機本体が原因なのか、周辺の制御部品が原因なのかを切り分ける必要があります。

原因② インバーター制御回路の不具合

エコキュートの圧縮機は、インバーター制御によって運転を調整しています。

インバーターは、圧縮機の回転数などを制御するための仕組みです。

この制御に関係する基板や電気部品などに不具合があると、圧縮機を正常に運転できなくなる可能性があります。

例えば、ヒートポンプユニットの制御基板などが点検対象になる場合があります。

ダイキン公式の修理料金案内でも、L5の修理における想定交換部品としてヒートポンプユニット基板を挙げています。

ただし、基板を交換すれば必ず直るという意味ではありません。

実際の故障部品は、メーカーの点検で確認する必要があります。

原因③ 圧縮機への負荷が大きくなる異常

圧縮機に過電流が発生する背景には、冷媒回路や運転状態に関係する異常がある可能性も考えられます。

ただし、L5が表示されたという理由だけで、冷媒不足や配管詰まりなどを原因と断定することはできません。

冷媒の圧力や温度、圧縮機の運転状態などを確認するには、専門的な測定が必要です。

そのため、利用者が自分で冷媒配管を操作したり、内部部品を取り外したりすることは避けましょう。

フィルター掃除や長時間使用が直接の原因とは限らない

L5について調べると、フィルターの汚れや長時間の使用などを原因として説明している情報もあります。

しかし、ダイキン公式ではL5をインバーター圧縮機の過電流に関係するエラーとして案内しています。

そのため、L5が表示された場合に、浴槽フィルターの掃除やお湯の使用量を減らすことだけで改善すると案内するのは適切ではありません。

もちろん、エコキュートのお手入れは重要です。

ただし、L5の原因を調べる場合は、圧縮機や電気系統に関係する異常と、一般的な給湯トラブルを区別することが大切です。

L5エラーで起こる主な症状

L5が発生すると、圧縮機を正常に運転できなくなり、沸き上げに影響する可能性があります。

沸き上げが停止する

エコキュートはヒートポンプでお湯を作り、貯湯タンクにためています。

圧縮機を正常に運転できなくなると、新しいお湯を十分に作れない場合があります。

例えば、夜間にL5が発生した場合、朝になっても残湯量が増えていないことがあります。

ただし、沸き上げ停止はL5以外の原因でも起こるため、エラーコードと症状を合わせて確認しましょう。

【関連記事】エコキュートが夜間に沸き上げしない原因は?朝お湯がないときの対処法

タンク内のお湯が不足する

L5によって沸き上げができなくなっても、タンク内には以前に作ったお湯が残っている場合があります。

ただし、新しいお湯を作れない状態が続くと、使用するにつれて残湯量が減っていきます。

その結果、シャワー中に湯切れしたり、お風呂のお湯はりができなくなったりする可能性があります。

特に、家族人数が多い家庭では、残湯量を確認しておくことが大切です。

エラーが繰り返し表示される

一度L5の表示が消えても、原因となる異常が残っていれば、再び表示される可能性があります。

特に、沸き上げを開始するたびにL5が発生する場合は、圧縮機や制御系統などに問題がないか点検が必要です。

エラー表示が消えたことだけで、故障が直ったと判断しないようにしましょう。

L5エラーは自分で直せる?安全な対処法

L5は圧縮機の過電流に関係するエラーのため、利用者が自分で修理できる範囲は限られています。

まずは機器の状態を確認し、必要に応じてメーカーへ点検を依頼しましょう。

① 型番とエラー表示を記録する

最初に、L5が表示されているリモコンを写真に残しておきましょう。

あわせて、次の情報を確認してください。

  • エコキュートの型番
  • 設置からの使用年数
  • L5が表示された日時
  • 沸き上げできているか
  • 残湯量が増えているか
  • 異音や振動があるか
  • 過去にも同じエラーが発生したか

こうした情報を整理しておけば、修理相談を進めやすくなります。

② 解除操作は機種ごとの公式手順に従う

L5が表示された場合は、使用している機種に対応したエラー解除方法を確認しましょう。

ダイキンのエコキュートは、機種やリモコンの種類によって操作方法が異なる場合があります。

そのため、すべての機種に共通する方法として、漏電遮断器をOFFにして数分待つといった操作を案内することは避けます。

取扱説明書やダイキン公式のエラーコード案内を確認してください。

また、L5が再表示される場合は、解除操作を繰り返さず、販売店やメーカーへ点検を依頼しましょう。

【関連記事】エコキュートのリセット方法|エラー解除・再起動のやり方と直らないときの対処法

③ 圧縮機や冷媒配管を自分で修理しない

L5は、ヒートポンプ内部の圧縮機や電気系統に関係するエラーです。

エコキュートのヒートポンプユニットには、高電圧の電気部品や冷媒回路などが使用されています。

そのため、内部カバーを取り外したり、配管の接続部分を緩めたりすることは避けてください。

また、圧縮機の故障が疑われる場合でも、専門的な点検を受けずに部品を交換することはできません。

故障の原因確認と修理は、メーカーや専門業者へ依頼しましょう。

④ 再発する場合は販売店・ダイキンへ点検を依頼する

L5が繰り返し表示される場合や、沸き上げができない状態が続く場合は、点検を依頼しましょう。

特に、次のような場合は注意が必要です。

  • L5を解除してもすぐ再表示される
  • 沸き上げが開始できない
  • 夜間の沸き上げが途中で止まる
  • ヒートポンプから異音がする
  • 漏電遮断器が作動している
  • 焦げ臭さや煙がある

通常と異なる異音や振動がある場合は、無理に運転を続けないようにしてください。

また、L5が表示されたからといって、必ずエコキュート全体を交換する必要があるわけではありません。

まずは故障箇所を確認し、修理可能かどうか判断しましょう。

参考:ダイキン公式|エコキュートのエラーコードと修理料金

【関連記事】ダイキンエコキュートのエラーコード一覧|原因・対処法・修理費の目安

ダイキンエコキュートL5エラーの修理費用はいくら?

ダイキンエコキュートのL5は、インバーター圧縮機に過電流が検出された際に表示されるエラーです。

圧縮機に関係するエラーのため、「修理費用が高いのでは?」と心配になる方もいるでしょう。

結論からいうと、ダイキン公式ではL5の修理費用について、49,000〜59,000円(税込)程度の目安を公開しています。

ただし、これはヒートポンプユニット基板などを交換する場合の参考金額です。

圧縮機など冷媒系統部品の交換が必要になった場合は、約10万円以上の高額修理になることもあります。

そのため、L5が表示された場合は、故障箇所によって修理費用が大きく変わる可能性があります。

ダイキン公式のL5修理費用

ダイキン公式が公開しているL5の修理料金は、次のとおりです。

修理内容費用目安(税込)
L5・ヒートポンプユニット基板など49,000〜59,000円
圧縮機など冷媒系統部品の交換約10万円以上になる場合あり
出張点検後に修理を見送る場合出張料・点検費が発生

※ダイキン公式のエコキュート修理料金案内を基に作成しています。

※金額は保証期間終了後にダイキンへ直接修理を依頼した場合の概算です。

※実際の修理費用は型番・設置条件・故障箇所などによって異なります。

例えば、ヒートポンプユニット基板の交換で対応できる場合と、圧縮機本体の交換が必要になる場合では、修理内容が大きく異なります。

そのため、L5というエラーコードだけで修理費用を確定することはできません。

正式な金額は、メーカーによる点検後の見積もりで確認しましょう。

参考:ダイキン公式|エコキュートのエラーコード別修理料金

ヒートポンプユニット基板の修理で直る場合

L5は圧縮機の過電流に関係するエラーですが、必ず圧縮機本体が故障しているわけではありません。

例えば、圧縮機の運転を制御するヒートポンプユニット基板に不具合がある場合は、基板の交換によって改善する可能性があります。

ダイキン公式でも、L5の想定交換部品としてヒートポンプユニット基板を挙げています。

ただし、基板交換だけで直るかどうかは、点検結果によって異なります。

同じL5でも、圧縮機側に問題がある場合は修理内容が変わります。

修理費用を判断する際は、交換する部品が何なのか確認することが大切です。

圧縮機の交換が必要な場合は高額修理になる

圧縮機本体に故障が確認された場合は、修理費用が高額になる可能性があります。

圧縮機は、ヒートポンプの冷媒を圧縮して循環させる重要な部品です。

圧縮機の交換では、電気部品の交換だけでなく、冷媒回路に関係する専門的な作業が必要になる場合があります。

ダイキン公式では、L5について圧縮機など冷媒系統の交換が必要な場合、約10万円以上の高額修理となることがあると案内しています。

ただし、これは圧縮機交換の一律料金ではありません。

実際の費用は、機種や修理内容によって異なります。

使用年数が長いエコキュートで高額修理が必要になった場合は、修理費用と本体交換費用を比較することをおすすめします。

修理しなくても点検費用が発生する場合がある

ダイキン公式では、サービスエンジニアが訪問して点検を行った場合、修理を見送っても出張料や点検費用が発生すると案内しています。

例えば、L5の点検後に圧縮機の交換が必要と診断され、修理費用が高額なため本体交換を選ぶ場合です。

この場合、実際の修理を行わなくても、点検費用が必要になる可能性があります。

そのため、修理を依頼する前に次の項目を確認しましょう。

  • 出張料はいくらか
  • 点検費用はいくらか
  • 修理を見送った場合の費用
  • 保証期間内か
  • 延長保証の対象になるか
  • 修理部品の供給状況

特に10年以上使用している機種では、修理部品の供給が終了している可能性もあります。

点検を申し込む際は、型番と使用年数を伝えて相談しましょう。

ダイキンL5エラーで修理を依頼すべきケース

L5が表示された場合は、圧縮機やインバーター制御に関係する異常が発生している可能性があります。

そのため、次のような症状が続く場合は、メーカーによる点検をおすすめします。

① L5エラーが繰り返し表示される

一度L5が消えても、再び表示される場合は注意が必要です。

特に、沸き上げ運転を開始するたびにL5が表示される場合は、圧縮機や電気系統の異常が解消していない可能性があります。

リセット操作を何度も繰り返すのではなく、メーカーへ点検を依頼しましょう。

② 沸き上げができない

L5によって圧縮機の運転が停止すると、新しいお湯を作れなくなる場合があります。

例えば、次のような症状です。

  • 夜間に沸き上げができない
  • 朝になっても残湯量が増えていない
  • 沸き増しを開始しても停止する
  • タンク内のお湯が不足する
  • L5が繰り返し表示される

ただし、沸き上げができない原因はL5以外にもあります。

エラーコードと発生している症状を記録し、メーカーへ伝えることが重要です。

③ ヒートポンプから異音や振動がある

L5が表示されているときに、ヒートポンプから通常と異なる音や振動が発生している場合は注意しましょう。

特に、大きな金属音や異常な振動などがある場合は、無理に運転を続けないことが大切です。

ただし、エコキュートのヒートポンプは運転時に一定の音や振動が発生します。

通常の運転音なのか異常音なのか判断できない場合は、メーカーへ相談しましょう。

④ 漏電遮断器が作動している

L5とあわせて漏電遮断器が作動している場合は、電気系統に異常が発生している可能性があります。

この場合、自己判断で何度も電源を入れ直すことは避けてください。

特に、焦げ臭いにおいや煙がある場合は、機器に近づかず、安全を確保してメーカーや販売店へ連絡しましょう。

ダイキンL5エラーはメーカー保証で修理できる?

ダイキンエコキュートには、メーカー保証と有料の延長保証制度があります。

L5は圧縮機に関係するエラーのため、冷媒系統の保証が適用されるのではないかと考える方もいるでしょう。

ただし、L5が表示されたという理由だけで、冷媒系統の保証対象になるとは限りません。

実際の故障箇所によって、適用される保証が異なります。

ダイキンのメーカー保証期間

ダイキン公式の保証期間は、次のとおりです。

保証対象メーカー保証期間
本体1年間
冷媒系統3年間
タンク缶体5年間
有料延長保証10年間の制度あり

※保証期間は、原則として購入日から数えます。

※保証対象となる故障や部品には条件があります。

例えば、L5の原因がヒートポンプユニット基板にある場合と、圧縮機の冷媒系統にある場合では、適用される保証が異なる可能性があります。

そのため、保証期間中にL5が表示された場合は、まず購入した販売店やダイキンへ相談しましょう。

参考:ダイキン公式|エコキュートの保証期間

冷媒系統の3年保証が適用される場合

ダイキンエコキュートでは、冷媒系統について3年間のメーカー保証が用意されています。

圧縮機は冷媒系統に関係する重要な部品ですが、保証対象になるかどうかは実際の故障原因や保証条件によって判断されます。

例えば、設置から2年程度でL5が発生した場合は、メーカー保証が利用できる可能性があります。

ただし、制御基板など別の部品が原因であれば、保証条件が異なる可能性があります。

そのため、エラーコードだけで無償修理の対象になると判断せず、保証書を確認しましょう。

10年延長保証に加入している場合

ダイキンでは、有料の10年間延長保証サービスを用意しています。

対象となる修理では、保証規定の範囲内で部品代・技術料・出張費などが保証されます。

ただし、すべての故障や作業が対象になるわけではありません。

また、10年延長保証の期間は、メーカー保証終了後にさらに10年追加されるという意味ではありません。

通常は、購入時から通算して10年間の保証です。

購入時に延長保証へ加入した場合は、修理を依頼する前に保証書や契約内容を確認しましょう。

また、家電量販店や交換業者が独自の長期保証を提供している場合もあります。

その場合は、保証を提供している窓口へ連絡することが大切です。

ダイキンL5エラーは修理と交換どちらがおすすめ?

L5は圧縮機の過電流に関係するエラーですが、必ずエコキュート全体を交換する必要はありません。

例えば、ヒートポンプユニット基板の修理で改善する場合は、使い続けられる可能性があります。

一方、圧縮機交換などの高額修理が必要な場合は、本体交換を検討する価値があります。

使用年数別の判断目安

使用年数判断の考え方
5年未満保証を確認し、修理を優先
5〜9年故障箇所と修理費用で判断
10〜12年修理費用と交換費用を比較
13年以上高額修理なら交換も積極的に検討

※使用年数は一つの判断材料であり、交換を決める絶対的な基準ではありません。

例えば、設置から6年のエコキュートでL5が表示され、基板交換で修理できる場合は、修理を選ぶ余地があります。

一方、設置から13年以上経過していて圧縮機の交換が必要な場合は、交換費用も比較したいところです。

修理を優先したいケース

次のような場合は、修理を優先して検討しましょう。

  • 使用年数が比較的短い
  • メーカー保証や延長保証が利用できる
  • 故障箇所が特定できている
  • 基板などの部品交換で改善する
  • 修理費用が比較的安い
  • ほかに大きな不具合がない

L5が表示されたという理由だけで、すぐに本体交換を決める必要はありません。

特に保証期間内の場合は、修理費用の負担を抑えられる可能性があります。

まずは保証内容を確認し、メーカーへ相談しましょう。

交換を検討したいケース

一方、次のような場合は交換も検討しましょう。

  • 使用開始から10年以上経過している
  • 圧縮機などの高額修理が必要
  • 過去にも何度か故障している
  • 必要な修理部品が供給終了している
  • ヒートポンプ以外にも不具合がある
  • 修理後もほかの部品の劣化が心配

例えば、使用13年のエコキュートで圧縮機の交換が必要となり、修理費用が10万円以上になる場合です。

この場合、修理を行っても貯湯ユニットやほかの部品は使用年数が経過したままです。

一方、新しいエコキュートへ交換すれば、機器全体を更新できます。

ただし、10年以上使用していても、比較的安い修理で改善する場合は、修理を選ぶ余地があります。

L5の表示だけで交換を決めず、故障箇所・修理費用・使用年数を確認して判断しましょう。

【関連記事】エコキュート故障は修理と交換どっち?迷ったときの判断基準

L5エラーで圧縮機などの交換が必要になった場合でも、修理部品が供給されていれば修理できる可能性があります。

一方、使用年数が長く、メーカーから部品供給終了を理由に修理できないと言われる場合もあります。

修理不能と高額修理では判断方法が異なるため、交換前に確認しておきましょう。

【関連記事】エコキュートが修理できないと言われたら?交換前に確認する5つのこと

L5の修理費用が10万円以上なら交換費用も確認しよう

ダイキンのL5エラーで圧縮機交換などの高額修理が必要になった場合は、交換費用も確認しましょう。

エコキュートの交換費用は、メーカーや容量、設置条件などによって異なります。

また、依頼する業者によって、工事費や保証内容が異なる場合があります。

修理と全体交換の比較表

比較項目修理全体交換
対応内容故障した部分を修理機器全体を交換
費用故障箇所による本体・工事費が必要
使用年数既存機器のまま新しい機器になる
保証修理内容・契約による新規契約の保証条件による
ほかの部品の劣化残る場合がある機器全体を更新できる
向いているケース使用年数が短い・修理費が安い高額修理・長期間使用

例えば、ヒートポンプユニット基板を交換するだけで直る場合は、修理費用を確認して判断する方法があります。

一方、圧縮機など冷媒系統の高額修理が必要で、使用年数も長い場合は、全体交換との比較が重要です。

ただし、修理費用が10万円以上になった場合でも、必ず交換した方が得とは限りません。

残りの使用可能期間や保証内容、家族の使用状況なども考慮して判断しましょう。

【関連記事】エコキュート交換費用の工事費込みリアル相場【2026年最新版】

L5で高額修理が必要と診断された方へ

ダイキンのL5エラーで圧縮機交換などの高額修理が必要になった場合は、エコキュート交換業者の見積もりも比較してみましょう。

特に、10年以上使用している場合は、修理費用と全体交換費用の差を確認することが大切です。

交換を検討する際は、同じ容量・同等性能の機種について、工事費込みの総額と保証内容を比較しましょう。

当サイトでは、エコキュート交換に対応する業者3社の特徴を比較しています。

【関連記事】エコキュート交換業者おすすめ3選【2026年】失敗しない選び方と見積もり比較

ダイキンエコキュートL5エラーのよくある質問

Q. ダイキンエコキュートのL5は何の故障ですか?

L5は、インバーター圧縮機に過電流が検出された際に表示されるエラーです。

ヒートポンプユニットの圧縮機や電気系統に関係する異常が考えられます。

ただし、L5が表示されたからといって、必ず圧縮機本体が故障しているわけではありません。

故障箇所はメーカーによる点検で確認する必要があります。

Q. L5エラーはリセットすれば直りますか?

機種に対応した操作によってエラー表示を解除できる場合がありますが、故障原因が解消したとは限りません。

特に、L5が繰り返し表示される場合は、圧縮機や電気系統の異常が残っている可能性があります。

リセットを繰り返すのではなく、ダイキン公式の案内に従って点検を依頼しましょう。

Q. L5エラーでもシャワーや蛇口のお湯は使えますか?

L5は沸き上げに関係するエラーのため、貯湯タンク内にお湯が残っていれば、シャワーや蛇口からお湯を使用できる場合があります。

ただし、異常の状態によっては使用できないこともあります。

エラー表示中の使用可否は、取扱説明書やメーカーの案内に従ってください。

Q. L5エラーの修理費用はいくらですか?

ダイキン公式では、L5の修理費用について49,000〜59,000円(税込)程度の目安を公開しています。

ただし、圧縮機など冷媒系統部品の交換が必要な場合は、約10万円以上の高額修理となることもあります。

正式な費用は、メーカーによる点検後の見積もりで確認してください。

Q. L5エラーは圧縮機の交換が必要ですか?

必ず圧縮機を交換する必要があるわけではありません。

例えば、ヒートポンプユニット基板などの不具合が原因であれば、該当部品の修理によって改善する可能性があります。

圧縮機本体の交換が必要かどうかは、点検結果によって判断します。

Q. L5エラーは放置しても大丈夫ですか?

L5は圧縮機の過電流に関係するエラーのため、放置することはおすすめできません。

沸き上げが停止すると、貯湯タンク内のお湯が減り、湯切れにつながる可能性があります。

また、異音や焦げ臭さなどがある場合は、安全を確保してメーカーへ連絡してください。

Q. L5エラーが出たらエコキュートを交換した方がいいですか?

L5が表示されたという理由だけで、エコキュート全体を交換する必要はありません。

基板などの部品交換で修理できる可能性があります。

ただし、10年以上使用していて圧縮機の高額修理が必要な場合は、交換費用も比較するとよいでしょう。

Q. ダイキンのL5とエアコンのL5は同じですか?

どちらもインバーター圧縮機の過電流に関係するエラーとして案内されています。

ただし、エコキュートとエアコンでは機器の構造や修理内容、修理料金が異なります。

インターネットで修理費用を調べる際は、エコキュート向けの公式情報を確認しましょう。

まとめ|ダイキンL5エラーは圧縮機の故障箇所を確認して判断しよう

以上、ダイキンエコキュートL5エラーの原因と対処法についてのお話でした。

L5は、ヒートポンプユニットのインバーター圧縮機に過電流が検出された際に表示されるエラーです。

ただし、L5が表示されたからといって、必ず圧縮機本体が故障しているわけではありません。

重要なポイントは次のとおりです。

  • L5はインバーター圧縮機の過電流に関係するエラー
  • ヒートポンプの沸き上げが停止する場合がある
  • 圧縮機本体だけでなく、制御基板なども点検対象になる
  • ダイキン公式の修理費用目安は49,000〜59,000円
  • 圧縮機など冷媒系統の交換では約10万円以上になる場合がある
  • リセットを繰り返さず、再発する場合は点検を依頼する
  • 修理か交換かは使用年数と修理費用で判断する

特に、設置から間もないエコキュートや保証期間内の機種では、修理を優先して検討しましょう。

一方、10年以上使用していて、圧縮機などの高額修理が必要になった場合は、全体交換の見積もりも比較したいところです。

まずはダイキンへ点検を依頼し、故障箇所と修理費用を確認したうえで、修理か交換かを判断しましょう。

【関連記事】エコキュート交換判断センター|年数・修理費・症状別の判断記事まとめ

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建築・設備分野に携わる技術系サラリーマン。
1級建築施工管理技士・管工事施工管理技士・第二種電気工事士などを保有。
エコキュートの開発経験と実使用(パナソニック→ダイキン)をもとに、現場+ユーザー目線で解説しています。
【無駄な交換をさせない】がモットーです。

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