エコキュートの室外機(ヒートポンプ)が故障すると、お湯が作れなくなったりエラーコードが表示されたりすることがあります。
「室外機が動かない」「異音がする」「水漏れしている」といった症状が出ると、修理が必要なのか、それとも交換すべきなのか迷いますよね。
この記事では、エコキュート室外機のよくある故障症状や原因、修理費用の目安、修理と交換の判断基準までわかりやすく解説します。

エコキュートの室外機(ヒートポンプ)が故障するとどうなる?
エコキュートは「ヒートポンプユニット(室外機)」と「貯湯タンク」の2つで構成されています。
このうち室外機はお湯を作る心臓部分です。
そのため室外機が故障すると、次のような症状が出ます。
- お湯が作れない(わき上げできない)
- エラーコードが表示される
- 室外機が動かない
- 異音がする
- 水漏れしている
タンクに残っているお湯は使えることがありますが、新しくお湯を作れないため時間の問題でお湯が出なくなります。
特にエコキュート使用年数が10年以上の場合は、室外機故障=交換になるケースも少なくありません。
まずは、よくある症状から確認してみましょう。
エコキュート室外機の故障で多い症状
室外機が動かない
最も多いのがこの症状です。
夜間のわき上げ時間になっても
- ファンが回らない
- コンプレッサーが動かない
という場合は室外機の不具合の可能性があります。
ただし、次の原因のこともあります。
- ブレーカーが落ちている
- 漏電遮断器がOFF
- 停電
- エラー停止
まずはリモコンのエラー表示を確認しましょう。
エラーコードが表示される
室外機故障の前兆として、次のようなエラーが出ることがあります。
例(メーカー共通で多いもの)
- H54(圧縮機異常)
- C21(冷媒温度異常)
- L5(コンプレッサー過電流)
- U4 / U51(通信・運転異常)
これらはヒートポンプ系のトラブルで表示されることが多く、
何度も出る場合は修理や交換の可能性があります。
室外機から異音がする
エコキュートの室外機は通常
- 「ブーン」
- 「ウィーン」
といった音がします。
しかし次のような音は故障の可能性があります。
- キーン(高周波音)
- ガラガラ
- ガコン
- 金属音
考えられる原因は
- コンプレッサー劣化
- ファンモーター故障
- 配管振動
などです。
10年以上使用している場合は、コンプレッサー寿命の可能性もあります。
室外機から水漏れしている
室外機の下から水が出る場合、必ずしも故障とは限りません。
ヒートポンプは空気中の熱を利用するため、
結露水が排水される仕組みになっています。
正常な水
- 透明
- 少量
- 運転中だけ
故障の可能性がある水
- 油っぽい
- 異常に多い
- 運転していないのに出る
この場合は
- 冷媒漏れ
- 配管破損
の可能性があります。

エコキュート室外機が故障する主な原因
コンプレッサーの寿命
ヒートポンプの中心部がコンプレッサーです。
エアコンと同じ仕組みですが、
給湯は毎日使うため負荷が大きくなります。
寿命目安
- 約10〜15年
コンプレッサーが壊れると
- お湯を作れない
- エラー表示
- 異音
が発生します。
修理は可能ですが、費用が高くなることが多いです。
基板故障
室外機には制御基板が入っています。
基板故障の原因
- 雷
- 経年劣化
- 電圧異常
症状
- 室外機が動かない
- エラーが消えない
- 突然停止する
基板交換で直ることもあります。
冷媒ガス漏れ
ヒートポンプは冷媒ガスを使ってお湯を作ります。
しかし
- 配管腐食
- 接続部劣化
などで冷媒が漏れると
- わき上げできない
- 効率が悪い
という状態になります。
この場合は
- 冷媒補充
- 配管修理
が必要になります。
ファンモーター故障
室外機のファンが壊れると
- 熱交換できない
- 圧縮機が停止する
などの症状が出ます。
比較的修理しやすいですが、
年数が古い場合は交換を勧められることもあります。
室外機故障の修理費用目安
エコキュートの室外機修理費は内容によって大きく変わります。
| 故障内容 | 修理費用目安 |
|---|---|
| 基板交換 | 2万〜5万円 |
| ファンモーター | 3万〜6万円 |
| 冷媒修理 | 4万〜8万円 |
| コンプレッサー | 8万〜15万円 |
ただし、メーカー部品が終了している場合は修理できません。
特に使用年数が
10年以上
の場合は、交換をすすめられるケースが増えます。
室外機故障は修理と交換どちらがいい?
判断の目安は次の通りです。
修理がおすすめ
- 使用年数10年未満
- 軽い故障
- 保証期間内
この場合は修理で問題ないことが多いです。
交換がおすすめ
次の条件に当てはまる場合は交換が現実的です。
- 使用年数10〜15年以上
- コンプレッサー故障
- 修理費10万円以上
- 他の部品も劣化
エコキュートはタンクとヒートポンプが同時期に劣化するため、
室外機だけ修理しても数年後に別の故障が起きることがあります。
そのため長く使うなら交換のほうが結果的に安くなることもあります。
エコキュート交換費用の目安
現在の交換相場は次の通りです。
| 内容 | 費用 |
|---|---|
| 本体+工事 | 35万〜60万円 |
ただし次の条件で安くなることがあります。
- 型落ちモデル
- 工事込みパック
- 複数社見積り
特に同じ機種でも10万円以上差が出ることがよくあります。
エコキュート交換は必ず相見積もりを取る
エコキュート交換で失敗しやすいのが
メーカー修理 → 高額交換
のパターンです。
メーカーの場合
- 定価ベース
- 値引き少ない
ため、60万円以上になることもあります。
一方で給湯器専門業者なら
- 工事込み価格
- 大幅割引
で交換できることが多いです。
実際には
同じ機種で20万円以上差が出るケース
も珍しくありません。
そのため交換を検討する場合は
必ず複数社の見積もりを比較することをおすすめします。
まとめ|室外機故障は早めの判断が大切
以上、エコキュートの室外機が故障?よくある症状・原因と修理か交換の判断基準…というお話でした。
エコキュートの室外機(ヒートポンプ)は、お湯を作る重要な部品です。
故障すると
- お湯が作れない
- エラー表示
- 異音
- 水漏れ
などの症状が出ます。
特に使用年数が
10年以上
の場合は修理より交換になるケースが増えます。
またエコキュート交換は業者によって価格差が大きいため、
1社だけで決めず相見積もりを取ることが大切です。
突然お湯が使えなくなる前に、
早めに修理や交換の検討をしておきましょう。
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