エコキュートのヒートポンプ故障|症状・修理費・交換判断をわかりやすく解説

エコキュートの故障で特に多いのが「ヒートポンプユニットのトラブル」です。

ヒートポンプはエコキュートの心臓部とも言える装置で、ここが故障するとお湯が作れなくなることが多く、修理費も高額になりやすいのが特徴です。

この記事では

  • エコキュートのヒートポンプ故障の症状
  • よくある原因
  • 修理費の目安
  • 修理か交換かの判断基準

をわかりやすく解説します。

突然お湯が出なくなった場合でも、落ち着いて原因を確認すれば対処できるケースもあります。
まずはヒートポンプ故障のサインを確認してみましょう。

ヒートポンプ故障(エコキュート)
目次

エコキュートのヒートポンプとは?

エコキュートは「ヒートポンプ」と「貯湯タンク」で構成されています。

ヒートポンプは空気の熱を利用してお湯を作る装置で、エアコンの室外機のような見た目をしています。

役割は次の通りです。

・空気の熱を取り込む
・冷媒を圧縮して高温にする
・水を加熱する

つまり、ヒートポンプが動かなければお湯は作れません。

そのため、ヒートポンプ故障はエコキュートの中でも比較的大きなトラブルになります。


エコキュートのヒートポンプ故障の主な症状

ヒートポンプが故障すると、次のような症状が出ることがあります。

お湯が作れない(わき上げできない)

最も多い症状です。

ヒートポンプが停止すると新しくお湯を作ることができなくなります。

そのため

・お湯がぬるい
・途中で水になる
・湯切れする

といった状態になります。

→エコキュートが沸き上げできない原因は?自分でできる対処法と故障の見分け方


室外機から異音がする

ヒートポンプ故障の前兆として異音が出ることがあります。

よくある音は

・キーン
・ガラガラ
・ゴー

などです。

コンプレッサーの劣化やファンの不具合の可能性があります。

→ダイキン エコキュート異音「キーン」原因と修理か交換かの判断基準


エラーコードが表示される

ヒートポンプ故障ではエラーコードが表示されることもあります。

メーカーごとに代表的な例は次の通りです。

ダイキン
・L5
・H54

三菱
・C21
・P00

パナソニック
・H91

このようなエラーが出た場合は、ヒートポンプ関連のトラブルの可能性があります。


エコキュートのヒートポンプが故障する原因

ヒートポンプ故障の原因は主に次の3つです。

コンプレッサーの劣化

ヒートポンプの中心部にあるのがコンプレッサーです。

冷媒を圧縮する重要な部品で、長年使うと劣化します。

一般的な寿命は

10〜15年程度

と言われています。

ヒートポンプ太郎

「エラーが何度も出る場合や、年数が経っている場合は修理か交換かの判断も重要です。」

👉 修理か交換かの判断基準はこちら
👉 エコキュートの寿命の目安はこちら


基板の故障

電子基板のトラブルも多い原因です。

基板が故障すると

・ヒートポンプが動かない
・エラーが頻発する

といった症状が出ます。


冷媒トラブル

ヒートポンプは冷媒ガスを使って熱交換を行います。

そのため

・冷媒漏れ
・配管トラブル

があると正常にお湯を作れなくなります。

「これって修理で直るの?それとも交換?」と迷っている方も多いかもしれませんね。
判断を間違えると、修理費が無駄になったり、逆に交換が遅れて損することもあります。
→ エコキュートは修理か交換か?判断基準はこちら


ヒートポンプ故障の修理費用

ヒートポンプ関連の修理費は比較的高額です。

目安は次の通りです。

故障内容修理費
基板交換3万〜6万円
ファンモーター3万〜5万円
冷媒トラブル5万〜10万円
ヒートポンプユニット交換15万〜25万円

ヒートポンプユニットの交換が必要になると、修理費が15万〜25万円程度になることもあります。

ここまで修理費が高くなる場合は、修理だけで決めず、エコキュート本体を交換した場合の費用も確認してから比較すると判断しやすくなります。

特に10年以上使用している場合は、今回ヒートポンプを修理しても、その後ほかの部品が故障する可能性も考えておきたいところです。

【関連記事】エコキュート交換費用の工事費込みリアル相場【2026年最新版】

\交換した場合の費用も比較する/


修理だけでなく交換費用も比較したいケース

次のような場合は、修理より交換を検討した方が良いケースが多いです。

使用年数が10年以上

エコキュートの寿命は

10〜15年程度

です。

10年以上使っている場合は、他の部品も故障しやすくなります。


ヒートポンプユニット交換になる

ヒートポンプユニット交換になると

15万〜25万円

かかることもあります。

その場合は新品交換との差が小さくなるため、交換を検討する人が多くなります。

ヒートポンプユニットの修理・交換費用が高額になる場合は、エコキュート本体交換との価格差を確認してから判断するのがおすすめです。

例えば、修理に15万円以上かかる場合でも、本体交換費用との差は設置条件や機種によって異なります。

「修理15万円だから交換の方が得」と一律には判断できないため、まず交換した場合の総額を確認し、その差額で考えてみてください。

【関連記事】エコキュート交換費用の工事費込みリアル相場【2026年最新版】


エラーが頻発している

一度直しても

・別のエラーが出る
・異音が続く

などの場合は、内部部品の劣化が進んでいる可能性があります。


この症状は修理?それとも交換?

エコキュートの不具合が出たからといって、必ずしも交換が必要とは限りません。

一方で、使用年数や故障箇所によっては修理費が高額になり、交換した方がお得なケースもあります。

→ エコキュート交換判断センターを見る

エコキュート交換費用の目安

エコキュートの交換費用は、本体+標準工事込みで30万〜50万円前後がひとつの目安です。
ただし容量・機種・設置条件・追加工事によって金額は変わります。

詳しくは別記事を参照ください。

【関連記事】エコキュート交換費用の工事費込みリアル相場【2026年最新版】

\交換費用の目安を確認/


ヒートポンプ故障時のチェックポイント

修理依頼の前に、次の点を確認してみてください。

・漏電遮断器が落ちていないか
・ブレーカーが落ちていないか
・エラーリセットで直らないか

エラーは一時的な誤作動で出ることもあります。

一度リセットして様子を見るのもおすすめです。


ヒートポンプ故障まとめ

以上、エコキュートのヒートポンプ故障|症状・修理費・交換判断をわかりやすく解説…というお話でした。

ヒートポンプ故障でも、基板やファンモーターの修理で済む場合は、すぐに本体交換する必要はありません。

一方で、

  • 使用年数が10年以上
  • ヒートポンプユニット交換が必要
  • 高額な修理見積もりが出た
  • エラーや異音を繰り返している

といった場合は、交換費用も確認したうえで判断するとよいでしょう。

【関連記事】エコキュートは修理と交換どっち?迷ったときの判断基準

【関連記事】エコキュート交換費用の工事費込みリアル相場【2026年最新版】

\修理費と交換費を比較したい方へ/

このサイトを運営している人

建築・設備分野に携わる技術系サラリーマン。
1級建築施工管理技士・管工事施工管理技士・第二種電気工事士などを保有。
エコキュートの開発経験と実使用(パナソニック→ダイキン)をもとに、現場+ユーザー目線で解説しています。
【無駄な交換をさせない】がモットーです。

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