
エコキュートのリモコンが反応しない、画面が消えた、ボタンが効かないといった症状が発生すると、故障したのではないかと心配になります。
しかし、リモコン自体の故障だけでなく、電源供給や通信配線、本体側の不具合が原因の場合もあります。
この記事では、リモコンの症状別の原因と安全な対処法、修理費用やリモコン交換の判断基準を解説します。
エコキュートのリモコンが故障?まず結論
エコキュートのリモコンが動かなくなっても、必ずリモコン本体が故障しているとは限りません。
例えば、台所リモコンだけが反応しない場合と、台所・浴室の両方のリモコンが真っ暗な場合では、考えられる原因が異なります。
また、画面が消えていても、省エネ表示などの設定によって一時的に消灯している可能性があります。
最初に確認したいのは、どちらのリモコンに、どのような症状が出ているかという点です。
リモコン故障の症状別チェック表
| リモコンの症状 | 考えられる原因 | 最初に確認すること |
|---|---|---|
| 台所リモコンだけ真っ暗 | 台所リモコン・通信配線など | 浴室リモコンの表示 |
| 浴室リモコンだけ真っ暗 | 浴室リモコン・通信配線など | 台所リモコンの表示 |
| 両方のリモコンが真っ暗 | 電源供給・本体側の異常など | 停電・専用ブレーカー |
| 画面は表示されるが反応しない | ボタン・操作設定・リモコンなど | 画面表示と操作設定 |
| ボタンの一部だけ反応しない | ボタンの不具合など | ほかのボタンの動作 |
| 画面が時々消える | 表示設定・接続不良など | 消灯する条件 |
| エラーコードが表示される | 表示コードに対応する異常 | コードを記録する |
※上記は原因を特定する表ではありません。
※実際の原因はメーカーや機種、故障状況によって異なります。
例えば、台所リモコンだけが真っ暗で浴室リモコンは正常に操作できる場合は、台所リモコンや接続配線などに問題がある可能性があります。
一方、両方のリモコンが真っ暗な場合は、リモコンだけでなくエコキュート本体への電源供給を確認する必要があります。
【関連記事】エコキュートの電源が入らない原因|リモコンが真っ暗・無反応のときの対処法
エコキュートのリモコンが故障したときの主な症状
エコキュートのリモコンには、台所リモコンと浴室リモコンがあります。
それぞれ給湯温度の設定やお湯はり、追いだきなどの操作に使用します。
リモコンが故障した場合は、次のような症状が発生することがあります。
① リモコンの画面が真っ暗になる
リモコンの画面が消えてしまい、何も表示されなくなる症状です。
例えば、台所リモコンは正常に動いているのに、浴室リモコンだけが真っ暗になる場合があります。
このような場合は、浴室リモコン本体や接続配線などに問題がある可能性があります。
ただし、画面が真っ暗になったという理由だけで、リモコンの交換が必要とは限りません。
また、リモコンの表示設定によって、一定時間操作しないと画面が消える機種もあります。
そのため、取扱説明書で表示設定を確認しましょう。
一方、台所と浴室の両方が真っ暗な場合は、エコキュート本体の電源供給なども確認する必要があります。
② リモコンのボタンを押しても反応しない
画面は正常に表示されているのに、ボタンを押しても操作できない場合があります。
例えば、次のような症状です。
- 給湯温度を変更できない
- お湯はりボタンを押しても反応しない
- メニューボタンが効かない
- ボタンを押しても操作音が鳴らない
- 一部のボタンだけ反応しない
こうした症状は、リモコンの操作部や内部基板などの不具合によって発生する可能性があります。
ただし、操作を受け付けない原因が必ずボタンの故障とは限りません。
リモコンの設定や操作条件によって、一部の操作が制限されている場合もあります。
まずは取扱説明書を確認し、正しい操作方法で反応するか確認しましょう。
③ リモコンの一部のボタンだけ効かない
リモコンの一部のボタンだけ反応しない場合は、操作部の不具合が考えられます。
例えば、お湯はりボタンは使用できるのに、温度変更ボタンだけ反応しない場合です。
このような状態では、リモコンのボタン部分などに問題が発生している可能性があります。
ただし、機種によっては操作のロックや設定条件によって、特定のボタンが使えない場合もあります。
そのため、ボタンの故障と判断する前に、操作設定を確認しましょう。
また、ボタンを強く押したり、何度も連打したりしても、故障が改善するとは限りません。
無理な操作は避けてください。
④ リモコンの画面が点滅する・表示がおかしい
リモコンの画面が点滅したり、表示が正常に見えなくなったりする場合があります。
例えば、次のような症状です。
- 画面の一部が表示されない
- 文字が薄くなる
- 表示がちらつく
- 画面が正常に切り替わらない
- 操作中に表示が消える
このような場合は、リモコンの表示部分や通信系統などに問題がある可能性があります。
ただし、エラー通知や運転状態を知らせるために、正常な動作として表示が点滅する機種もあります。
そのため、画面の点滅だけで故障と判断せず、表示内容を確認しましょう。
⑤ リモコンにエラーコードが表示される
リモコンにエラーコードが表示されている場合は、そのコードの意味を確認する必要があります。
エラーコードは、必ずしもリモコン自体の故障を示すものではありません。
例えば、ヒートポンプユニットや貯湯ユニットに異常が発生した場合も、リモコンにエラーが表示されます。
そのため、エラーコードが表示された場合は、リモコンを交換する前に故障内容を確認しましょう。
メーカーによってエラーコードの意味が異なるため、取扱説明書や公式のエラーコード一覧を確認することが大切です。
エコキュートのリモコンが故障する主な原因5つ
リモコンが正常に動作しない原因は、リモコン本体の故障だけではありません。
ここでは、主な原因を5つに分けて説明します。
原因① リモコン内部の電子部品の故障
リモコンには、表示や操作を制御する電子部品が使用されています。
長期間使用していると、電子部品が経年劣化し、不具合が発生する可能性があります。
例えば、次のような症状です。
- ボタンを押しても反応しない
- 画面が正常に表示されない
- 一部の操作だけできない
- 表示が不安定になる
ただし、これらの症状が発生したからといって、必ず電子部品が故障しているわけではありません。
実際の故障箇所は、メーカーなどによる点検で判断する必要があります。
原因② リモコンの通信配線の不具合
エコキュートのリモコンは、一般的に本体と通信配線で接続されています。
この通信配線や接続部に問題が発生すると、リモコンの表示や操作に異常が出る可能性があります。
例えば、リモコンの画面が消えたり、操作が本体へ伝わらなくなったりする場合です。
ただし、通信異常が発生したからといって、必ず配線そのものが断線しているとは限りません。
リモコン側や本体側の制御部品に問題がある可能性もあります。
また、リモコンの配線を利用者が自分で取り外したり、接続し直したりすることは避けましょう。
修理はメーカーや専門業者へ依頼してください。
原因③ エコキュート本体の電源異常
台所と浴室の両方のリモコンが真っ暗になっている場合は、エコキュート本体への電源供給に問題がある可能性があります。
例えば、次のようなケースです。
- 停電が発生している
- 専用ブレーカーが切れている
- 漏電遮断器が作動している
- 本体内部の電源回路などに不具合がある
この場合は、リモコン自体が故障していない可能性もあります。
そのため、両方のリモコンが真っ暗な場合は、電源供給の状態を確認することが重要です。
ただし、漏電遮断器が自動的に作動している場合は、原因を確認せずに何度も電源を入れ直さないでください。
詳しい確認方法は、電源が入らない場合の専用記事で解説しています。
【関連記事】エコキュートの電源が入らない原因|リモコンが真っ暗・無反応のときの対処法
原因④ 本体側の制御基板の不具合
エコキュートのリモコンは、本体側の制御装置と連携して動作します。
そのため、本体側の制御基板などに不具合が発生すると、リモコンの操作や表示に影響する可能性があります。
例えば、リモコン本体に問題がなくても、本体との通信が正常にできなくなる場合があります。
このようなケースでは、リモコンを交換しても改善しない可能性があります。
そのため、故障箇所を確認せずにリモコンだけを購入・交換することはおすすめできません。
特に、台所と浴室の両方に異常が出ている場合は、本体側の不具合も考慮する必要があります。
原因⑤ 水分や経年劣化による不具合
浴室リモコンは、湿気の多い環境で使用されます。
通常の浴室環境で使用できるよう設計されていますが、長期間の使用や本体の損傷などによって、不具合が発生する可能性があります。
例えば、リモコンの表面にひび割れがある場合や、取り付け部分に異常がある場合です。
ただし、湿気の多い浴室に設置されているという理由だけで、リモコンが故障しやすいと断定することはできません。
また、防水性を確認するためにリモコンへ直接水をかけることは避けてください。
リモコンの外観に損傷が見られる場合は、メーカーや販売店へ相談しましょう。
エコキュートのリモコンが動かないときの安全な対処法
リモコンが動かない場合は、まず自分で確認できる範囲をチェックしましょう。
ただし、エコキュート内部の配線や部品を分解して修理することは避けてください。
① 台所と浴室の両方のリモコンを確認する
最初に、台所リモコンと浴室リモコンの両方を確認してください。
例えば、次のように切り分けます。
| 状態 | 確認すること |
|---|---|
| 台所だけ動かない | 浴室リモコンは正常か |
| 浴室だけ動かない | 台所リモコンは正常か |
| 両方とも動かない | 停電・電源供給など |
| 一部のボタンだけ効かない | 操作設定・ボタンの状態 |
| エラーコードが表示される | 表示されたコードの意味 |
この確認によって、リモコン単独の問題なのか、本体側にも異常がある可能性があるのかを整理しやすくなります。
ただし、症状だけで故障箇所を特定できるわけではありません。
② 画面表示や操作設定を確認する
画面が消えている場合は、表示設定によって消灯していないか確認しましょう。
機種によっては、一定時間操作しないと表示が暗くなる場合があります。
また、ボタンが反応しない場合は、操作を制限する設定が有効になっていないか確認してください。
例えば、チャイルドロックなどの設定です。
ただし、すべての機種に同じ設定があるわけではありません。
取扱説明書で操作方法を確認しましょう。
③ ブレーカーと電源の状態を確認する
台所と浴室の両方のリモコンが真っ暗な場合は、エコキュート本体への電源供給に問題がないか確認しましょう。
まずは、家全体の停電が発生していないか、分電盤のエコキュート専用ブレーカーが切れていないかを確認してください。
ただし、漏電遮断器が自動的に作動している場合は、漏電や機器内部の故障が発生している可能性があります。
原因がわからない状態で何度も電源を入れ直すことは避け、販売店やメーカーへ相談しましょう。
また、エラー解除や再起動の操作方法はメーカー・機種によって異なります。
自己判断で電源のOFF・ONを繰り返さず、取扱説明書やメーカー公式の案内に従って操作してください。
【関連記事】エコキュートのリセット方法|エラー解除・再起動のやり方と直らないときの対処法
④ エラーコードが表示されている場合は記録する
リモコンにエラーコードが表示されている場合は、コードを記録しましょう。
可能であれば、画面を写真に残しておくと便利です。
また、次の内容も確認しておくと、修理相談を進めやすくなります。
- メーカー名
- エコキュートの型番
- リモコンの型番
- エラーコード
- 症状が発生した日時
- 片方だけか、両方のリモコンか
- お湯が正常に使えるか
ただし、型番を確認するためにリモコンや本体のカバーを分解する必要はありません。
安全に確認できる範囲で記録しましょう。
⑤ 改善しない場合はメーカーへ相談する
ここまでの確認を行っても改善しない場合は、購入した販売店やメーカーへ相談しましょう。
特に、次のようなケースでは点検をおすすめします。
- リモコンの画面が表示されない状態が続く
- ボタン操作ができない
- 台所と浴室の両方に異常がある
- リモコンにエラーコードが表示される
- 一度直っても同じ症状が繰り返される
- 本体側にも異常が見られる
なお、漏電遮断器が繰り返し作動する場合や、焦げ臭さ・煙などの異常がある場合は、無理に使用を続けないでください。
安全を確保してメーカーや販売店へ連絡しましょう。
エコキュートのリモコンだけ交換できる?
エコキュートのリモコンが故障した場合、必ず本体全体を交換する必要があるわけではありません。
機種によっては、故障したリモコンだけを交換できる可能性があります。
ただし、リモコンの種類や製造時期、部品の供給状況によって対応方法が異なります。
台所リモコンだけ交換できる場合
台所リモコンだけが故障している場合は、台所リモコンのみの交換で対応できる可能性があります。
ただし、リモコン本体の故障であることが確認され、対応する交換部品が用意されていることが条件になります。
また、古い機種では、交換用リモコンの供給が終了している場合もあります。
そのため、メーカーへ型番を伝え、交換可能か確認しましょう。
浴室リモコンだけ交換できる場合
浴室リモコンだけが故障している場合も、機種によっては浴室リモコンのみを交換できる可能性があります。
例えば、浴室リモコンのボタンが反応しなくなっても、台所リモコンが正常に動いている場合です。
ただし、故障箇所が配線や本体側にある場合は、リモコン交換だけでは改善しない可能性があります。
また、リモコンの交換には、対応機種との適合性の確認が必要です。
そのため、利用者が型番だけを見てリモコンを購入することは避け、メーカーや販売店へ相談しましょう。
台所・浴室の両方の交換が必要になる場合
一部の古い機種では、故障状況によって台所・浴室の両方のリモコン交換が必要になる場合があります。
例えば、ダイキン公式では、2012〜2016年頃に製造された一部の機器について、故障状況によりすべてのリモコン交換が必要となる可能性を案内しています。
その場合は、修理費用が10万円以上になることもあるとされています。
ただし、すべての古い機種で両方のリモコン交換が必要になるわけではありません。
リモコンを1台だけ交換できるか、複数台の交換が必要かは、メーカーの点検結果で確認しましょう。
エコキュートのリモコン故障の修理費用はいくら?
エコキュートのリモコンが故障した場合、修理費用は故障箇所やメーカー、機種によって異なります。
例えば、リモコン本体の故障で交換が必要な場合と、通信配線や本体側の制御基板に問題がある場合では、修理内容が変わります。
そのため、リモコンが反応しないという症状だけで修理費用を判断することはできません。
参考として、ダイキンが公式に公開している修理料金を紹介します。
ダイキン公式のリモコン修理費用
ダイキン公式では、エコキュートの「リモコンで操作できない」症状について、次の修理費用を案内しています。
| 症状 | 修理費用の目安(税込) |
|---|---|
| リモコンで操作できない | 73,000〜109,000円 |
※ダイキン公式の症状別修理料金を基に作成しています。
※保証期間終了後にダイキンへ直接修理を依頼した場合の概算です。
※出張料・技術料・点検費・部品代を含む目安です。
※すべてのメーカーに共通する料金ではありません。
※リモコン1台の交換料金を示したものではありません。
ダイキン公式では、想定される交換部品として台所リモコンや浴室リモコンなどを挙げています。
ただし、実際の故障箇所によって必要な部品は変わります。
例えば、台所リモコンだけが反応しない場合でも、リモコン自体ではなく通信配線に問題がある可能性があります。
また、本体側の制御基板に異常がある場合は、リモコンを交換しても改善しないことがあります。
そのため、故障箇所を特定したうえで修理費用を確認しましょう。
リモコンの修理費用が高額になるケース
リモコンの修理費用が高額になる理由として、複数の部品交換が必要になるケースがあります。
例えば、リモコン本体だけでなく、本体側の制御基板などに不具合がある場合です。
また、一部の古いエコキュートでは、台所と浴室の両方のリモコン交換が必要になる場合があります。
ダイキン公式では、2012〜2016年頃に製造された一部の機器について、故障状況によってすべてのリモコン交換が必要になる可能性を案内しています。
このような場合、修理費用が10万円以上になることもあります。
ただし、古い機種であれば必ず複数のリモコン交換が必要になるわけではありません。
修理を依頼する際は、どの部品を交換するのか、見積もりの内訳を確認しましょう。
修理できなくても点検費用が発生する場合がある
メーカーに修理を依頼した結果、必要な部品がなく修理できない場合があります。
また、修理費用が高額だったため、修理を見送るケースもあるでしょう。
このような場合でも、メーカーや修理業者によっては出張料や点検費用が発生します。
そのため、修理を申し込む前に次の内容を確認しておきましょう。
- 出張料はいくらか
- 点検費用はいくらか
- 修理を見送った場合の費用
- 必要な交換部品の供給状況
- メーカー保証や延長保証の対象になるか
特に10年以上使用しているエコキュートでは、部品供給が終了している可能性があります。
型番と使用年数を伝えて、修理対応が可能か相談するとよいでしょう。
リモコン故障はメーカー保証で修理できる?
エコキュートのリモコンが故障した場合、メーカー保証や延長保証が利用できることがあります。
ただし、保証内容はメーカーや購入先によって異なります。
メーカー保証期間内の場合
購入から間もないエコキュートであれば、メーカー保証の対象になる可能性があります。
ただし、すべての故障が無条件で無料修理になるわけではありません。
例えば、落下や破損など、保証対象外となる原因がある場合は有料修理になることがあります。
まずは保証書を確認し、購入した販売店やメーカーへ相談しましょう。
延長保証に加入している場合
エコキュートの購入時に、5年・8年・10年などの延長保証へ加入している場合があります。
延長保証の対象となる故障であれば、修理費用の負担を抑えられる可能性があります。
ただし、保証会社によって次の条件が異なります。
- 保証期間
- 保証対象となる部品
- 修理費用の上限
- 出張料や点検費の扱い
- 修理不能となった場合の対応
例えば、リモコン本体は保証対象でも、故意の破損などは対象外になる場合があります。
また、修理不能時の対応が定められている保証制度もあります。
そのため、保証書や契約内容を確認したうえで、指定された窓口へ連絡しましょう。
リモコンの部品供給が終了している場合はどうする?
長期間使用しているエコキュートでは、交換用リモコンの供給が終了している場合があります。
この場合、リモコンが故障しても交換部品を入手できず、修理できない可能性があります。
ただし、部品保有期間が終了したからといって、すべての交換部品がなくなるわけではありません。
メーカーに在庫が残っている場合や、対応する代替部品が用意されている場合もあります。
購入から10年経っても修理できる場合がある
エコキュートの補修用性能部品の保有期間は、原則として製造打ち切り日から数えます。
そのため、購入して10年以上経過していても、必要なリモコンが供給されている可能性があります。
一方、製造終了から長期間経過した機種では、リモコン部品の供給が終了している場合があります。
このような場合は、メーカーへ次の内容を確認しましょう。
- 現在の型番に対応するリモコンがあるか
- 台所リモコンだけ交換できるか
- 浴室リモコンだけ交換できるか
- 両方のリモコン交換が必要か
- 代替部品で対応できるか
- 部品交換ができない場合の対応
詳しい部品保有期間は、次の記事で解説しています。
【関連記事】エコキュートの部品供給は何年?メーカー別保有期間と修理できない場合の対処法
中古リモコンを購入して交換しても大丈夫?
エコキュートのリモコンが故障すると、中古品やネット通販で販売されている交換用リモコンを探す方もいるでしょう。
しかし、同じメーカーのリモコンであっても、すべてのエコキュートに対応しているわけではありません。
また、外観が似ていても、通信方式や制御仕様が異なる場合があります。
対応していないリモコンを取り付けると、正常に操作できない可能性があります。
さらに、浴室リモコンでは取り付け部分の防水性も重要です。
そのため、型番だけを見て自己判断で交換することはおすすめできません。
メーカーや専門業者に適合性を確認しましょう。
リモコン故障は修理と本体交換どちらがおすすめ?
リモコンが故障した場合でも、必ずエコキュート全体を交換する必要はありません。
例えば、リモコンだけを交換すれば正常に使用できる場合は、修理を選ぶ方法があります。
一方、リモコン部品が供給終了している場合や、本体側にも重大な故障がある場合は、全体交換を検討する必要があります。
リモコン修理と本体交換の判断表
| 状況 | 判断の目安 |
|---|---|
| リモコンだけの故障 | リモコン修理・交換を優先 |
| メーカー保証期間内 | 保証を確認 |
| 延長保証が残っている | 保証会社へ相談 |
| 使用5〜9年 | 修理費用と本体状態で判断 |
| 使用10年以上で修理費が安い | 修理を選ぶ余地あり |
| 使用10年以上で高額修理 | 本体交換も比較 |
| 交換用リモコンがない | 代替修理の可否を確認 |
| 本体にも重大な故障がある | 全体交換を検討 |
リモコンの故障は、エコキュート全体の故障とは異なります。
そのため、使用年数だけで交換を決めないことが大切です。
修理を優先したいケース
次のような場合は、リモコンの修理を優先して検討しましょう。
- 使用年数が比較的短い
- リモコンだけの故障と確認されている
- 交換用リモコンが供給されている
- 修理費用が比較的安い
- メーカー保証や延長保証が利用できる
- エコキュート本体に大きな不具合がない
例えば、使用6年のエコキュートで浴室リモコンだけが故障している場合は、浴室リモコンの交換で改善できる可能性があります。
この場合、エコキュート全体の交換は必ずしも必要ありません。
本体交換を検討したいケース
一方、次のような場合は本体交換も検討しましょう。
- 使用年数が10年以上
- リモコンの修理費用が高額
- 必要なリモコン部品が供給終了している
- メーカーが代替修理にも対応できない
- ヒートポンプや貯湯ユニットにも不具合がある
- 過去にも複数回の故障が発生している
特に長期間使用している機種では、リモコンを修理しても、ほかの部品に経年劣化が進んでいる可能性があります。
ただし、10年以上使用しているという理由だけで、必ず交換した方がよいとは限りません。
修理費用・部品供給状況・本体の状態を確認して判断しましょう。
【関連記事】エコキュート故障は修理と交換どっち?迷ったときの判断基準
リモコンが修理できない場合は交換費用を比較しよう
メーカーに確認した結果、必要なリモコン部品がなく、代替修理もできない場合は、エコキュート全体の交換を検討する必要があります。
ただし、リモコンの故障だけで本体交換を決める必要はありません。
まずはメーカーへ修理可否を確認しましょう。
リモコンが修理できないと言われた方へ
長期間使用しているエコキュートでは、交換用リモコンの供給が終了している場合があります。
また、複数のリモコン交換が必要になるなど、修理費用が高額になるケースもあります。
その場合は、本体交換費用と比較して判断しましょう。
メーカーから修理できないと言われた場合は、次の記事も参考にしてください。
【関連記事】エコキュートが修理できないと言われたら?交換前に確認する5つのこと
本体交換する場合は工事費込みの総額を確認する
エコキュートを交換する場合は、本体価格だけでなく工事費込みの総額を比較しましょう。
例えば、同じ370Lのフルオート機種でも、依頼する業者によって工事費や保証内容が異なる場合があります。
また、設置条件によっては追加工事が必要になることもあります。
そのため、交換を検討する際は次の項目を確認しましょう。
- 本体価格
- 標準工事費
- 既存機器の撤去・処分費
- 追加工事費
- 商品保証
- 工事保証
- 補助金の対象条件
当サイトでは、エコキュート交換に対応する業者3社の特徴を比較しています。
【関連記事】エコキュート交換業者おすすめ3選|工事費・保証・特徴を比較
エコキュートのリモコン故障でよくある質問
Q. リモコンが真っ暗でもお湯は使えますか?
エコキュートの状態によっては、リモコンが真っ暗でもタンク内のお湯を使用できる場合があります。
ただし、本体への電源供給が停止している場合や、給湯に関係する故障が発生している場合は、お湯を使えないことがあります。
リモコンが真っ暗になった場合は、まず台所と浴室のどちらに症状が出ているか確認しましょう。
Q. 台所リモコンだけ故障した場合は修理できますか?
台所リモコンだけが故障している場合は、台所リモコンの修理や交換で改善できる可能性があります。
ただし、交換用部品の供給状況や機種によって対応は異なります。
メーカーへ型番を伝えて確認しましょう。
Q. 浴室リモコンだけ交換できますか?
機種によっては、浴室リモコンだけを交換できる場合があります。
ただし、古い機種では台所・浴室の両方を交換する必要がある場合もあります。
また、リモコン本体ではなく通信配線などに問題がある場合は、リモコン交換だけでは改善しません。
Q. リモコンの画面が消えるのは故障ですか?
必ず故障とは限りません。
機種によっては、一定時間操作しないと画面が消灯する設定があります。
一方、ボタンを押しても画面が表示されない場合は、リモコンや電源供給などに問題がある可能性があります。
Q. リモコンのボタンが反応しない原因は何ですか?
リモコン内部の操作部や電子部品、通信配線などの不具合が考えられます。
ただし、操作設定によってボタンが反応しない場合もあります。
まずは取扱説明書を確認しましょう。
Q. リモコン交換の修理費用はいくらですか?
修理費用はメーカーや故障箇所によって異なります。
参考として、ダイキン公式では「リモコンで操作できない」症状について、73,000〜109,000円(税込)程度の修理目安を公開しています。
ただし、これはリモコン1台の交換料金ではありません。
正式な金額は、メーカーの点検後に確認しましょう。
Q. 10年以上使用している場合は本体交換した方がよいですか?
10年以上使用しているという理由だけで、本体交換する必要はありません。
例えば、リモコンだけの故障で、比較的安い修理費用で改善できる場合は、修理を選ぶ方法があります。
一方、リモコン部品が供給終了している場合や、本体にも大きな不具合がある場合は、交換を検討しましょう。
まとめ|リモコン故障は本体交換を決める前に原因を確認しよう
以上、エコキュートのリモコン故障の原因と対処法についてのお話でした。
エコキュートのリモコンが反応しない場合でも、必ずリモコン本体が故障しているとは限りません。
台所リモコンだけが動かない場合と、台所・浴室の両方が真っ暗な場合では、考えられる原因が異なります。
重要なポイントは次のとおりです。
- まず台所と浴室のどちらに異常があるか確認する
- 画面が消えていても表示設定による場合がある
- ボタンが反応しない原因はリモコン以外にもある
- 漏電遮断器が作動している場合は無理に再投入しない
- 機種によってはリモコンだけ交換できる
- 古い機種では複数のリモコン交換が必要になる場合がある
- 修理費用は故障箇所によって異なる
- 使用10年以上でもリモコン修理で対応できる場合がある
特に、リモコンだけの故障であれば、エコキュート全体を交換する必要はない場合があります。
一方、必要なリモコン部品がなく修理できない場合や、本体側にも大きな不具合がある場合は、全体交換を検討しましょう。
まずは故障箇所と修理可能かどうかを確認し、納得できる方法を選ぶことが大切です。