エコキュートの配管付近から「チョロチョロ水が出ている」これ、逃し弁の可能性があります。
「ずっと出てるけど大丈夫?壊れてる?」
結論からいうと、逃し弁からの排水は“正常な動作”のことも多いです。
ただし、出方によっては故障のサインなので見極めが重要です。

👉 まず確認したいポイント
エコキュートの逃し弁から水が出ている場合、すべてが故障とは限りません。
ただし、水が止まらない・ポタポタが続く・タンク周辺が常に濡れている場合は注意が必要です。
この記事では、
・正常な排水なのか
・故障による水漏れなのか
・修理や交換が必要なのか
を順番に確認していきます。
逃し弁とは?水が出る理由
逃し弁は、タンク内の圧力を調整する部品です。
お湯を沸かすと内部の圧力が上がるため👇
👉 余分な圧力を逃がすために水を排出します
つまり👇
少量の排水は正常動作です
逃し弁は、タンク内の圧力を逃がすための安全装置です。
そのため、沸き上げ中に一時的に水が出るのは正常な場合があります。
ただし、以下のような場合は故障の可能性があります。
・沸き上げ中以外も水が出続ける
・ポタポタが何時間も止まらない
・タンク下が常に濡れている
・水道代が急に高くなった
この場合は、逃し弁本体の劣化や内部部品の不具合を疑った方がよいです。
逃し弁から出る水は、量だけでなく「沸き上げ中か」「運転が終わると止まるか」で判断することが大切です。
| 水が出ている状態 | 判断の目安 |
|---|---|
| 沸き上げ中だけ排水される | 正常な可能性が高い |
| 沸き上げ終了後に止まる | 正常な可能性が高い |
| 沸き上げ中以外も出続ける | 逃し弁の点検が必要 |
| 24時間チョロチョロ出ている | 修理を検討 |
| 排水量が以前より明らかに増えた | 点検を推奨 |
| 本体内部や配管接続部から漏れている | 逃し弁以外の水漏れの可能性 |
| 水道代が急に増えた | 継続的な漏水を疑う |
正常なケース(問題ない可能性が高い)
- 沸き上げ運転中に排水口から水が出ている
- 深夜から早朝の沸き上げ時間帯だけ水が出る
- 沸き上げが終わると排水も止まる
- 排水口や排水配管から出ており、本体内部から漏れている様子はない
沸き上げ中は、水が温められて体積が増えた分を逃し弁から排出します。
そのため、沸き上げ中だけ排水口から水が出ている場合は、正常な動作である可能性が高いです。
ポタポタ程度の水量なら大丈夫?
水量の多さだけでは正常か故障かを判断できません。
少量のポタポタでも、沸き上げ中以外に長時間続く場合は、逃し弁の劣化や異物のかみ込みなどが考えられます。
異常の可能性があるケース
ここからが重要です。
・水が止まらない
👉 長時間出続ける
・水の量が多い
👉 流れっぱなしレベル
・使っていないのに出る
👉 圧力異常 or 弁の故障
・頻繁に出る(毎日・常時)
👉 部品劣化の可能性
ヒートポンプ太郎「ここは要チェックです。」
逃し弁から水が止まらない主な原因
逃し弁の劣化・故障
長年使用すると、弁の密閉性が低下し、沸き上げが終わっても水が止まらなくなることがあります。
逃し弁に異物がかみ込んでいる
水あかや小さな異物が弁にかみ込むと、弁が完全に閉じず、少量の水が出続けることがあります。
取扱説明書に沿ってレバーを数回動かすと改善する場合があります。
減圧弁や給水系統に不具合がある
逃し弁そのものではなく、タンクへ入る水圧を調整する減圧弁や給水系統の不具合によって、逃し弁から水が出続けることがあります。
この場合は利用者が原因を特定できないため、販売店や修理業者による点検が必要です。
「タンク内部の過加熱」「センサー・基板異常」は可能性を完全に否定できませんが、一般ユーザー向け記事で主要原因として強調する必要はありません。
逃し弁から水が出るときに確認すること
① 沸き上げ中か確認する
リモコンで沸き上げ運転中か確認します。
沸き上げ中だけ排水され、運転終了後に止まる場合は正常な可能性が高いです。
② 水が出ている場所を確認する
逃し弁の水は、通常、貯湯ユニット下部の排水口や排水配管から出ます。
本体の継ぎ目や配管接続部、タンク内部から漏れている場合は、別の水漏れが考えられます。
③ 沸き上げ終了後も水が続くか確認する
沸き上げが終わっても長時間出続ける場合は、逃し弁や減圧弁の点検が必要です。
④ 取扱説明書に沿って逃し弁を点検する
メーカーの取扱説明書で利用者による点検が案内されている場合は、逃し弁レバーを数回上下させ、水が止まるか確認します。
熱湯が出ることがあるため、排水口には触れないでください。
⑤ 止まらない場合は販売店へ相談する
操作後も水が止まらない場合や、点検方法が分からない場合は、無理に分解せず、販売店やメーカーへ相談しましょう。
こんな場合はすぐ点検が必要
次のような症状がある場合は、正常な排水ではなく故障や部品の劣化が考えられます。
・沸き上げ運転が終わっても水が止まらない
・24時間チョロチョロと水が出続けている
・逃し弁レバーを点検しても改善しない
・排水口ではなく本体や配管の接続部から水が漏れている
・タンクの下に常に水たまりができている
・以前より水道代が急に高くなった
・エラーコードが表示されている
・異音や焦げた臭い、漏電遮断器が作動している
これらの症状がある場合は、逃し弁だけでなく減圧弁や配管、タンク内部などに異常がある可能性もあります。
無理に使い続けたり何度も点検を繰り返したりせず、販売店や修理業者へ相談しましょう。
👉 水漏れ全体の原因はこちら
「エコキュートの水漏れ原因まとめ」
逃し弁の水漏れ修理費はいくらくらい?
逃し弁の水漏れが部品交換で済む場合、修理費は比較的安く済むことがあります。
ただし、原因が逃し弁だけでなく減圧弁・配管・タンク本体に広がっている場合は、費用が高くなることもあります。
目安としては以下のように考えておくとよいです。
| 修理内容 | 費用の目安 |
|---|---|
| 出張・点検 | 業者により異なる |
| 逃し弁の清掃・調整 | 1万円前後の場合あり |
| 逃し弁交換 | 1.5万〜3万円程度 |
| 減圧弁など関連部品の交換 | 3万〜5万円程度 |
| 配管・タンク側の漏水 | 点検内容による |
※上記は一般的な目安です。メーカー、機種、出張費、故障箇所によって異なります。
修理費が数万円で済むなら修理も選択肢ですが、10年以上使っている場合は注意が必要です。
一か所直しても、別の部品が続けて故障することがあるためです。
逃し弁の水漏れは修理と交換どちらがいい?
逃し弁だけの不具合であれば、修理で十分なケースも少なくありません。
一方で、使用年数や故障の範囲によっては、交換も比較しながら判断した方が安心な場合があります。
修理を優先しやすいケース
・設置から10年未満
・逃し弁だけの交換で改善できそうな場合
・修理費が比較的安く済む場合
・これまで大きな故障がない場合
・メーカー保証や延長保証が利用できる場合
このようなケースでは、まず修理を検討するのがおすすめです。
交換も比較したいケース
・使用年数が10年以上
・逃し弁以外からも水漏れしている
・タンクや配管など複数箇所の修理が必要と言われた
・過去にも水漏れやエラーを繰り返している
・修理費が高額になる見込み
エコキュートは10〜15年程度が寿命の目安とされています。
そのため、10年以上使用していて複数の部品が劣化している場合は、一度修理しても別の故障が続く可能性があります。
高額な修理になる場合は、交換費用や保証内容、補助金の対象になるかどうかも含めて比較すると、後悔しにくいでしょう。
ヒートポンプ太郎逃し弁だけの交換で直るなら、無理に交換する必要はありません。
ただし、10年以上使っていて他にも不具合が出ている場合は、修理費と交換費を比べて判断することをおすすめします。
→ 修理か交換か迷ったときの判断基準はこちら
→ エコキュート交換費用の相場はこちら
放置するとどうなる?
・水道代の無駄
・故障の悪化
👉 放置すると、水道代の増加や漏水範囲の拡大、周辺部品の劣化につながる可能性があります。
本体内部や電気部品付近への漏水を伴う場合は、漏電などの危険もあるため使用を中止して点検を依頼してください。
よくある質問
Q. 逃し弁から水が出るのは故障ですか?
必ずしも故障ではありません。
沸き上げ中は、お湯が膨張して増えた分の水を逃し弁から排水するため、一時的に水が出るのは正常な動作です。
ただし、沸き上げが終わっても長時間出続ける場合は点検をおすすめします。
Q. 少しだけポタポタ漏れているだけでも修理が必要ですか?
沸き上げ中だけの少量の排水であれば問題ないことが多いです。
しかし、沸き上げが終わった後も何時間もポタポタ続く場合は、逃し弁や減圧弁の劣化が考えられるため、一度点検を受けると安心です。
Q. 自分で逃し弁を交換できますか?
おすすめできません。
逃し弁は高温・高圧のお湯が関係する重要な安全部品です。
誤った作業はやけどや水漏れにつながるおそれがあるため、交換は専門業者へ依頼しましょう。
Q. 水漏れしていてもお湯が使えるなら様子を見ても大丈夫ですか?
一時的な正常排水であれば問題ありません。
ただし、沸き上げが終わっても水が止まらない場合や、水量が増えてきた場合は故障が進行している可能性があります。
そのまま使用を続けず、早めの点検がおすすめです。
Q. 逃し弁の修理はいくらくらいかかりますか?
逃し弁だけの交換であれば、1万5,000円〜3万円程度で済むことが多いです。
ただし、減圧弁やタンク内部など別の部品にも異常がある場合は、さらに費用がかかることがあります。
Q. 10年以上使っている場合は修理と交換どちらがおすすめですか?
逃し弁だけの故障なら修理できることもあります。
ただし、10年以上使用していて高額修理になる場合や、ほかにも水漏れやエラーが発生している場合は、交換費用も比較したうえで判断するのがおすすめです。
まとめ|逃し弁の水は“量と時間”で判断
以上、エコキュート 逃し弁から水が出る原因|正常?止まらないときの対処法…というお話でした。
水漏れは、配管パッキンだけで済む場合もありますが、タンクや内部部品の劣化が進んでいるケースもあります。
放置すると漏電や故障拡大につながることもあるため、早めの確認がおすすめです。
→ 【交換費用の相場を見る】
→ 【複数業者を比較する】
まとめると👇
・少量・一時的なら正常
・止まらない水は異常
・迷ったら点検が安心
👉 エコキュートの水漏れで失敗したくない方へ
逃し弁の水漏れは、軽い不具合で済むこともあります。
しかし、使用年数が長い場合や水漏れが止まらない場合は、修理より交換の方が結果的に安くなることもあります。
10年以上かつタンク側の漏水や複数故障がある場合、まずは費用の目安を確認しておくと安心です。
さらに、複数業者を比較すると、同じ工事でも数万円〜10万円以上差が出ることがあります。