エコキュートが夜うるさい原因|ブーン音・騒音対策と故障の見分け方

夜中に「ブーン」という低い音がして気になる。外を見るとエコキュートが動いている…。

このような経験はありませんか?

エコキュートは深夜電力を利用してお湯を作るため、夜間に運転するのが基本です。そのため、昼間よりも音が目立ちやすく「故障では?」と不安になる人も少なくありません。

ただし、エコキュートの音には

・正常な運転音
・設置状況による騒音
・故障による異音

の3つがあります。

この記事では、

  • エコキュートが夜うるさく感じる原因
  • ブーン音が出る理由
  • 騒音を抑える対策
  • 故障の見分け方

をわかりやすく解説します。

エコキュート夜うるさい原因と対処法

目次

エコキュートは夜に動くのが正常

まず知っておきたいのは、エコキュートは夜に動くのが正常という点です。

エコキュートは次の仕組みでお湯を作ります。

  1. 夜間電力を使ってお湯を沸かす
  2. タンクにお湯を貯める
  3. 昼間は貯めたお湯を使う

この「沸き上げ運転」が夜中に行われるため、どうしても夜に音が出ます。

特に次の時間帯は運転しやすいです。

・23時〜深夜3時
・深夜電力時間帯
・冬の寒い日

そのため、「夜に音がする=異常」とは限りません。


エコキュートのブーン音の正体

エコキュートの「ブーン」という音の正体は、主にヒートポンプユニットのコンプレッサー音です。

エコキュートはエアコンと同じ仕組みでお湯を作っています。

空気の熱を取り込む

圧縮して温度を上げる

水を温める

この圧縮機(コンプレッサー)が動くときに、低い振動音が発生します。

よくある音の種類は次の通りです。

原因
ブーンコンプレッサー
ウィーンファン
カタカタ振動
シュー冷媒

この程度の音なら基本的には正常運転です。


夜うるさく感じる主な原因

エコキュートの音が大きく感じる理由はいくつかあります。

① 夜は周囲が静かだから

昼間は

・車の音
・生活音
・風の音

があるため、エコキュートの音は気になりにくいです。

しかし夜は静かになるため、普段は気にならない音が目立つようになります。


② ヒートポンプの振動

ヒートポンプは運転時に微振動が発生します。

設置条件によっては

・地面
・基礎
・外壁

に振動が伝わり、音が増幅することがあります

特に多いのが次の設置パターンです。

・コンクリート直置き
・外壁に近すぎる
・木造住宅の基礎


③ 壁の反響

エコキュートは壁に近いほど音が反響します。

例えば

ヒートポンプ

隣の壁

音が跳ね返る

このように音が共鳴すると、実際より大きく感じます。


④ 冬は運転が強くなる

冬は空気の温度が低いため、ヒートポンプは強く動きます。

その結果

・運転時間が長い
・コンプレッサー回転数が上がる

という状態になり、音が大きく感じます。


エコキュートの騒音を減らす対策

エコキュートの音は、簡単な対策で軽減できる場合があります。

防振ゴムを使う

ヒートポンプの振動は防振ゴムでかなり軽減できます。

設置例

ヒートポンプ

防振ゴム

コンクリート

振動が地面に伝わりにくくなるため、騒音対策として有効です。


防音パネルを設置する

隣家との距離が近い場合は、防音パネルも効果があります。

ただし注意点があります。

・完全に囲わない
・通気を確保する

ヒートポンプは空気を使うため、密閉すると性能が落ちます。


設置場所を見直す

音トラブルの多くは設置場所の問題です。

騒音が起きやすい設置例

・寝室の近く
・隣家の窓の近く
・壁との距離が近い

リフォームや交換時には、設置場所を見直すと改善するケースもあります。


故障の可能性がある異音

次のような音がする場合は、故障の可能性があります。

金属音

・ガンガン
・カンカン

原因

・ファン破損
・内部部品の緩み


大きな振動音

・ガタガタ
・ドンドン

原因

・ヒートポンプ故障
・コンプレッサー劣化


突然音が大きくなった

今まで静かだったのに

・急に音が大きくなった
・振動が増えた

この場合は劣化の可能性があります。


エラーコードが出ている場合

もし騒音と同時にエラーコードが出ている場合は要注意です。

エラーが表示されている場合は、まずリセットを試してみましょう。

エコキュートのリセット方法|エラー解除と再起動のやり方

リセットで改善することもありますが、再発する場合は点検が必要です。


寿命による騒音の可能性

エコキュートの寿命は一般的に

10〜15年

と言われています。

寿命が近づくと

・コンプレッサー劣化
・ファン劣化
・振動増加

などが起き、音が大きくなることがあります。

詳しくはこちらの記事で解説しています。

エコキュートの寿命は何年?交換時期の目安と故障の前兆


騒音トラブルを防ぐ設置のポイント

エコキュートは設置場所がとても重要です。

理想的な設置条件

・隣家から距離を取る
・寝室から離す
・防振対策をする
・壁から30cm以上離す

設置環境を見直すだけで、騒音問題が解決することも多いです。


音が気になるなら交換も検討

エコキュートは新しい機種ほど

・静音設計
・振動対策
・低騒音コンプレッサー

が採用されています。

そのため

10年以上使っている場合は交換した方が静かになることもあります。

交換費用については、こちらの記事で詳しく解説しています。

エコキュート交換費用のリアル相場|工事費込み価格を解説


夜うるさいのまとめ

以上、エコキュートが夜うるさい原因|ブーン音・騒音対策と故障の見分け方…というお話でした。

エコキュートの夜の騒音は、必ずしも故障とは限りません。

主な原因は次の通りです。

・夜間運転による正常音
・ヒートポンプの振動
・壁の反響
・冬の強運転

ただし、

・金属音
・強い振動
・急に音が大きくなった

場合は、故障の可能性もあります。

まずは

  • 設置状況
  • 防振対策
  • エラー表示

を確認し、それでも改善しない場合は点検を検討しましょう。

目次