エコキュートを使っていると、
- 「ブーンという音が大きくなった」
- 「夜中だけ急にうるさい」
- 「ポコポコと水の音がする」
- 「振動が家の中まで伝わる」
- 「今まで聞いたことのない音がする」
など、音に関する不安を感じることがあります。
しかし、エコキュートはヒートポンプユニットや貯湯タンクが動作する設備のため、ある程度の運転音が発生するのは正常です。
一方で、急に音が大きくなったり、異音や振動を伴ったりする場合は、部品の劣化や故障が原因になっていることもあります。
この記事では、エコキュートから聞こえる代表的な音を種類ごとに整理し、それぞれの原因や対処法、修理が必要なケースまで詳しく解説します。
まずは現在聞こえている音に近いものから確認してみましょう。

まず確認|危険な音は使用を中止しましょう
次のような音がする場合は、通常の運転音ではない可能性があります。
- 金属が激しくぶつかる音
- 爆発音のような大きな衝撃音
- 焼けるような臭いを伴う異音
- 漏電遮断器が落ちると同時に異音がする
このような場合は無理に運転を続けず、点検を依頼してください。
あなたはどんな音がしますか?
聞こえている音に近い症状から確認してください。
ブーンという低い音
最も多い相談です。
ヒートポンプユニットのコンプレッサーやファンモーターが運転している音で、正常なケースも多くあります。
ただし、以前より急に大きくなった場合は注意が必要です。
ポコポコ・チョロチョロという水の音
配管内の水や空気の流れによって発生する音です。
沸き上げ中やお湯を使ったあとに聞こえることがあります。
正常な場合もありますが、長時間続く場合は点検を検討しましょう。
夜だけうるさい
夜中だけ運転音が気になる場合は、深夜の沸き上げ運転が原因であるケースが多くあります。
一方で、防振ゴムの劣化や設置状況によって、以前より音が大きく感じることもあります。
振動が伝わる
本体の振動が壁や床を通じて室内に伝わることがあります。
設置方法や防振ゴムの劣化だけでなく、コンプレッサーの異常が原因になることもあります。
キーン・カタカタ・ゴーなどの異音
今まで聞いたことのない音がする場合は、部品の摩耗や劣化が原因かもしれません。
音の種類や発生するタイミングを確認しておきましょう。
エコキュートから音がする主な原因
音の原因は、大きく分けると次の4つがあります。
① 正常な運転音
ヒートポンプユニットでは、
- コンプレッサー
- ファンモーター
- 冷媒
が動作しています。
そのため、
- ブーン
- ゴー
- サー
といった音は正常な運転音であることが多くあります。
特に夜間は周囲が静かなため、昼間より大きく感じることがあります。
② 配管や水の流れる音
タンク内の圧力変化や配管内の水流によって、
- ポコポコ
- チョロチョロ
- コポコポ
という音が聞こえることがあります。
お湯を使った直後や沸き上げ中であれば、正常なケースも少なくありません。
③ 設置状況による振動
設置場所によっては、本体の振動が壁や基礎を通じて増幅されることがあります。
例えば、
- 防振ゴムの劣化
- 固定ボルトの緩み
- コンクリート基礎との共振
などが原因になることがあります。
設置後しばらくしてから振動が大きくなった場合は、一度確認すると安心です。
④ 部品の劣化・故障
今までと違う音が突然聞こえるようになった場合は、部品の異常も疑われます。
故障しやすい部品には、
- コンプレッサー
- ファンモーター
- 循環ポンプ
- ベアリング
などがあります。
特に異音と同時に、
- お湯がぬるい
- エラーコードが表示される
- 水漏れしている
などの症状もある場合は、早めの点検をおすすめします。
正常な音と故障が疑われる音の違い
エコキュートは運転中に音が発生する設備です。
そのため、音がするだけで故障とは限りません。
大切なのは、「以前と比べて変化があったか」「音以外の症状も出ているか」を確認することです。
正常な運転音の特徴
次のような音は、通常運転でも聞こえることがあります。
- ブーン
- ゴー
- サー
- ポコポコ
- チョロチョロ
特に夜間の沸き上げ中や、お湯を使った直後は音が大きく感じられることがあります。
音の大きさに変化がなく、お湯も正常に使えている場合は、様子を見てもよいでしょう。
故障が疑われる音の特徴
次のような場合は点検をおすすめします。
- 今までより急に大きくなった
- 金属がぶつかる音がする
- ガタガタと振動する
- 焼けるような臭いを伴う
- エラーコードも表示されている
- お湯がぬるい、お湯が出ない症状もある
音だけではなく、ほかの症状も同時に発生している場合は、内部部品の故障が疑われます。
音の種類ごとの原因
聞こえる音によって、考えられる原因は異なります。
ブーンという低い音
最も相談が多い音です。
原因として考えられるもの
- コンプレッサーの運転音
- ファンモーター
- ヒートポンプユニット
通常運転でも発生しますが、
- 急に大きくなった
- 振動を伴う
- 日中でも長時間続く
場合は点検をおすすめします。
ポコポコ・コポコポという音
配管内の空気や水の流れによって発生する音です。
よくあるタイミング
- 沸き上げ中
- お湯を使ったあと
- 夜間
正常なケースも多いですが、以前より長く続くようになった場合は配管の状態も確認しましょう。
チョロチョロ・水が流れる音
タンクや配管では、水が流れる音が聞こえることがあります。
特に、
- 深夜
- 沸き上げ中
- 霜取り運転中
などでは正常な場合があります。
ただし、水漏れを伴う場合は注意が必要です。
夜だけうるさい
夜間だけ音が気になる場合は、深夜電力を利用した沸き上げ運転が原因であることが多くあります。
しかし、
- 防振ゴムの劣化
- コンプレッサーの劣化
- 設置場所の共振
などによって以前より大きく感じることもあります。
振動が伝わる
壁や床まで振動が伝わる場合は、
- 防振ゴム
- 固定ボルト
- 基礎との共振
などが考えられます。
設置から年数が経っている場合は、防振材の劣化も疑ってみましょう。
キーン・カタカタ・ガタガタという音
これらの音は部品の摩耗が原因になっていることがあります。
例えば、
- ファンモーター
- ベアリング
- 循環ポンプ
などです。
音が徐々に大きくなっている場合は、早めに点検を受けた方が安心です。
自分でできるチェックポイント
異音に気付いたら、次の点を確認してみましょう。
音はいつ聞こえるか
次のタイミングを確認すると原因を絞り込みやすくなります。
- 夜だけ
- 沸き上げ中だけ
- シャワー使用中だけ
- 一日中
音が発生する時間帯をメモしておくと、修理依頼時にも役立ちます。
本体周辺に物が置かれていないか
ヒートポンプユニットの周囲に物があると、
- ファンの風切り音
- 振動
- 共振
が大きくなることがあります。
周囲には十分なスペースを確保しましょう。
エラーコードが表示されていないか
異音と同時にエラーコードが表示されている場合は、内部部品の故障が疑われます。
まずはメーカー別エラーコード一覧から確認しましょう。
メーカー別によくある異音トラブル
メーカーごとに発生しやすい故障箇所には違いがあります。
ダイキン
ヒートポンプやコンプレッサーに関係するエラーで異音が発生することがあります。
三菱
循環ポンプやヒートポンプの異常によって振動や異音が発生するケースがあります。
パナソニック
H系エラーやファンモーターの異常で運転音が変化することがあります。
異音がするときにやってはいけないこと
異音がすると「とりあえず様子を見よう」「何度もリセットすれば直るかも」と考えてしまう方もいます。
しかし、誤った対応をすると故障が悪化することもあるため注意が必要です。
何度もリセットを繰り返す
リセットで一時的に音が消えても、同じ症状を繰り返す場合は内部部品の故障が進行している可能性があります。
何度もリセットを行うのではなく、原因を確認しましょう。
ヒートポンプユニットをふさぐ
「音を小さくしたい」と思って室外機の周囲を囲ったり、物を置いたりするのはおすすめできません。
吸排気が妨げられると、
- 冷却不足
- 能力低下
- エラーコード
の原因になることがあります。
ヒートポンプユニットの周囲には十分なスペースを確保してください。
防振ゴムを勝手に外す
振動が気になるからといって、防振ゴムや固定部品を取り外すのは危険です。
振動がさらに大きくなったり、本体の固定が不安定になったりする恐れがあります。
異音を放置する
「まだお湯は使えるから」と異音を放置すると、部品の摩耗が進み、修理費用が高額になるケースもあります。
以前と違う音が続く場合は、早めに点検を受けることをおすすめします。
このような症状があれば早めの点検がおすすめ
音だけでなく、次のような症状もある場合は故障の可能性が高くなります。
- エラーコードが表示される
- お湯がぬるい
- お湯が出ない
- 水漏れしている
- 焦げ臭い臭いがする
- 漏電遮断器が落ちる
- 運転が途中で止まる
複数の症状が同時に発生している場合は、早めに専門業者へ相談しましょう。
修理が必要になりやすい故障
異音の原因となる部品には、次のようなものがあります。
コンプレッサー
「ブーン」という音が以前より大きくなった場合は、コンプレッサーの劣化が考えられます。
ヒートポンプユニットの主要部品であり、修理費用が高額になることもあります。
ファンモーター
ファンモーターが劣化すると、
- キーン
- カタカタ
- ガラガラ
といった音が聞こえることがあります。
ベアリングの摩耗が原因になるケースも少なくありません。
循環ポンプ
浴槽のお湯を循環させるポンプが劣化すると、
追いだき中やお湯はり中に異音が発生することがあります。
配管・固定部品
本体ではなく、
- 配管
- 固定ボルト
- 防振ゴム
などが原因で振動音が発生するケースもあります。
比較的軽い修理で改善することもあります。
修理費用の目安
異音の原因によって修理費用は変わります。
| 修理内容 | 費用目安 |
|---|---|
| 防振ゴム・固定部品 | 5千円〜2万円 |
| 循環ポンプ交換 | 2〜6万円 |
| ファンモーター交換 | 3〜6万円 |
| 制御基板交換 | 5〜10万円 |
| ヒートポンプ修理 | 8〜15万円以上 |
使用年数や部品供給状況によっては、修理ではなく交換を勧められることもあります。
修理を依頼するときに伝えておきたいこと
修理依頼をする際は、次の内容を整理しておくとスムーズです。
- メーカー名
- 型番
- 使用年数
- 音の種類(ブーン・ポコポコなど)
- 音がする時間帯
- エラーコードの有無
- お湯は正常に使えるか
スマートフォンで異音を録音しておくと、症状が伝わりやすくなります。
修理と交換、どちらを選ぶべき?
異音がしていても、比較的軽い故障であれば修理で十分対応できるケースがあります。
一方で、
- 使用開始から10年以上
- ヒートポンプ故障
- 修理費が10万円前後
- 同じ故障を繰り返している
という場合は、交換した方が結果的に費用を抑えられることもあります。
エコキュートの音・異音に関するよくある質問
ブーンという音は故障ですか?
ブーンという低い音は、ヒートポンプユニットのコンプレッサーやファンモーターが運転している音であることが多く、正常なケースも少なくありません。
ただし、
- 今までより急に大きくなった
- 振動を伴う
- お湯がぬるい
- エラーコードも表示されている
という場合は点検をおすすめします。
夜だけ音が大きくなるのは正常ですか?
多くのエコキュートは夜間の安い電気料金を利用してお湯を沸かします。
そのため、夜だけ運転音が聞こえるのは正常なケースが多いです。
一方で、以前より明らかに音が大きくなった場合は、防振ゴムやコンプレッサーの劣化も考えられます。
ポコポコという音は故障ですか?
配管内の空気や水の流れによって発生することが多く、正常なケースもあります。
ただし、
- 水漏れもある
- 長時間続く
- 音が以前より大きくなった
という場合は点検を検討しましょう。
異音がしていても使い続けても大丈夫ですか?
正常な運転音であれば問題ありません。
しかし、
- 金属音
- ガタガタ音
- 焼けるような臭い
- 漏電遮断器が落ちる
などを伴う場合は、使用を中止して点検を依頼してください。
修理費はいくらくらいかかりますか?
軽微な部品交換なら数万円程度で済むこともあります。
一方で、
- コンプレッサー
- ヒートポンプユニット
- 制御基板
などの主要部品が故障している場合は、10万円前後の修理費がかかることもあります。
使用開始から10年以上経過している場合は、交換費用も比較して判断すると安心です。
音がするときは他の症状も確認しましょう
異音だけでなく、次のような症状もある場合は故障の可能性が高くなります。
お湯がぬるい
異音と同時にお湯の温度が安定しない場合は、ヒートポンプユニットや温度センサーの異常が考えられます。
お湯が出ない
異音に加えてお湯が出なくなった場合は、コンプレッサーや循環ポンプなど重要な部品の故障が疑われます。
水漏れしている
異音と水漏れが同時に発生している場合は、配管やポンプの異常である可能性があります。
エラーコードが表示されている
リモコンにエラーコードが表示されている場合は、音の原因を特定する重要な手がかりになります。
メーカー別のエラーコード一覧から確認してみましょう。
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修理・交換を検討している方へ
エコキュートの音・異音の原因まとめ
エコキュートから聞こえる音には、正常な運転音と故障による異音があります。
例えば、
- ブーン
- ゴー
- ポコポコ
- チョロチョロ
といった音は、運転状況によって正常なケースも少なくありません。
一方で、
- 金属音
- ガタガタ音
- 焼けるような臭いを伴う異音
- 以前より明らかに大きくなった音
などは、コンプレッサーやファンモーター、循環ポンプなどの異常が原因になっている可能性があります。
音だけで判断するのではなく、
- お湯は正常に使えるか
- エラーコードは表示されていないか
- 水漏れはないか
もあわせて確認することで、原因を絞り込みやすくなります。
修理か交換か迷ったら、まずは費用を比較しましょう
異音の原因が軽い故障であれば修理で十分対応できます。
しかし、使用開始から10年以上経過している場合や、ヒートポンプユニットなど主要部品の故障で修理費が高額になる場合は、新しいエコキュートへ交換した方が結果的に費用を抑えられるケースもあります。
修理費だけで判断せず、交換費用や補助金も比較しながら検討することをおすすめします。
\異音の原因を確認したら、修理費と交換費も比較してみませんか?/
複数の専門業者へ一括で見積もりを依頼することで、工事費・保証内容・補助金対象機種などを比較し、自宅に合ったプランを選びやすくなります。