エコキュートにエラーが出たときの対処法|リセット前に確認すること

エコキュートのリモコンに突然エラーコードが表示されると、「故障した?」「お湯は使って大丈夫?」と不安になりますよね。

エラーには一時的な不具合で復旧するものもあれば、部品の故障や水漏れなど、点検が必要なものもあります。

大切なのは、すぐにリセットするのではなく、表示されたエラーコードと症状を確認してから対処することです。

エコキュートエラーの対処法
目次

エコキュートにエラーが出たら最初にすること

エコキュートにエラーが表示されたからといって、すべてが重大な故障というわけではありません。

一時的な通信エラーや水の流れの異常などで、エラーが表示されることもあります。

一方で、

  • ヒートポンプユニットの故障
  • 循環ポンプの異常
  • 温度センサーの故障
  • 配管トラブル
  • 制御基板の異常

など、修理が必要なケースもあります。

そのため、エラーが出たときは慌てて電源を切るのではなく、まず次の順番で確認しましょう。

確認することポイント
エラーコードリモコンに表示されている英数字を記録
お湯出る・出ない・ぬるいを確認
水漏れタンクや配管周辺を目視確認
異音・異臭普段と違う音や焦げ臭さがないか確認
使用年数10年以上なら経年劣化も考える

特に重要なのが、エラーコードを消す前に記録しておくことです。

エラーコードはリセットする前に記録しておく

エラーが表示されると、まずリセットして消したくなるかもしれません。

しかし、先にエラーコードを記録しておくことをおすすめします。

エラーコードは、

「エコキュートのどこで異常を検知したのか」

を判断する重要な手がかりだからです。

例えば、

  • メーカー名
  • 型番
  • エラーコード
  • エラーが出た日時
  • お湯が使えるか
  • 水漏れの有無
  • 異音の有無

などを記録しておけば、メーカーや修理業者へ相談するときにも状況を伝えやすくなります。

できれば、エラーが表示されているリモコン画面をスマートフォンで撮影しておきましょう。

ヒートポンプ太郎

「エラーが出たら、消す前にリモコンを1枚撮影しておくと安心です。修理を依頼するときにも役立ちます。」

エラーコードの意味をすぐ調べたい場合はこちらです。

→ エコキュートのエラーコード一覧|メーカー別に原因と対処法を確認する

まず確認する5つのポイント

エラーコードを記録したら、次に現在の状態を確認します。

エラーコードだけではなく、どのような症状が同時に起きているかを見ることで原因を切り分けやすくなります。

① お湯は出ていますか?

最初に蛇口やシャワーからお湯が出るか確認します。

エラーが表示されていても、お湯が使える場合があります。

反対に、

  • 水しか出ない
  • お湯が途中で水になる
  • 設定温度まで熱くならない
  • まったく給湯できない

という場合は、給湯や沸き上げに関係する異常が起きている可能性があります。

お湯がまったく出ない場合は、こちらも確認してください。

→ エコキュートのお湯が出ない原因と対処法

お湯は出るものの温度が低い場合はこちらです。

→ エコキュートのお湯がぬるい原因【完全ガイド】

② タンクにお湯は残っていますか?

リモコンの残湯量も確認しましょう。

単純な湯切れや沸き上げ不足によって、お湯が使えなくなっている可能性もあります。

特に、

  • 家族がお湯を多く使った
  • 来客があった
  • シャワーを長時間使った
  • 沸き上げ量を少なく設定している

といった場合は、故障ではなくタンクのお湯が不足しているだけかもしれません。

残湯量が少ない場合は、沸き増しを行って様子を確認します。

ただし、沸き増しをしてもお湯が増えない場合は注意が必要です。

ヒートポンプユニットや沸き上げ系統の異常も考えられます。

③ 水漏れしていませんか?

次に、貯湯タンクやヒートポンプユニットの周辺を目視で確認します。

少量の結露水やドレン排水など、正常な水の場合もあります。

しかし、

  • タンク本体から水が出ている
  • 配管接続部から漏れている
  • 地面が広範囲に濡れている
  • 水が止まらず流れ続けている

場合は注意してください。

エラーと水漏れが同時に発生している場合は、単なる一時的な制御エラーではない可能性があります。

→ エコキュートの水漏れはどこから?原因と対処法

④ 普段と違う音や臭いはありませんか?

ヒートポンプユニットからは、運転中に「ブーン」「ウィーン」といった音が出るため、音がするだけで故障とは限りません。

ただし、

  • ガンガンという大きな金属音
  • 激しいガタガタ音
  • 今までしなかった異音
  • 焦げたような臭い
  • 煙

などが発生している場合は注意が必要です。

特に焦げ臭さや煙を伴う場合は、安易にリセットして運転を再開するのではなく、使用を中止してメーカーや専門業者へ相談してください。

⑤ エラーは初めてですか?何度も出ていますか?

エラーが初めて表示されたのか、以前から何度も繰り返しているのかも重要な判断材料です。

例えば、一時的な通信異常などであれば、指定された方法で復旧したあと再発しないこともあります。

一方で、

  • 同じエラーが何度も出る
  • リセットすると消えるが数日後に再発する
  • 最近エラーの種類が増えている
  • エラーと一緒に別の不具合も出始めた

という場合は、内部部品の劣化や故障が残っている可能性があります。

特に設置から10年以上経過している場合は、経年劣化も含めて判断した方がよいでしょう。

→ エラーが頻発する場合の修理・交換の判断基準

リセットする前に確認|こんな症状がある場合は使用を止める

エコキュートのエラーは、リセットで復旧する場合があります。

しかし、どんなエラーでもとりあえず電源を入れ直せばよいわけではありません。

次のような異常を伴う場合は、むやみに再起動を繰り返さず、使用を中止して点検を依頼してください。

  • 焦げ臭い
  • 煙が出ている
  • 漏電遮断器が繰り返し落ちる
  • 大量の水漏れがある
  • 強い異音や振動が発生している
  • 電源を入れ直してもすぐ同じエラーが出る

また、エラーコードによってメーカーが指定している対処方法は異なります。

取扱説明書やメーカーが案内する方法を確認してから対処することが基本です。

エコキュートにエラーが出る主な原因

エラーが表示される原因は、大きく分けると次のようになります。

原因起こりやすい症状
一時的な通信・制御異常エラーのみ表示、再発しない
給水・配管トラブルお湯が出ない、水量低下
センサー異常温度が安定しない、沸き上げ異常
循環系の異常追いだき・湯はりができない
ヒートポンプ異常お湯を沸かせない、沸き上げが遅い
基板・電気系統複数の動作異常、エラー再発

一時的な通信・制御エラー

エコキュートは、

  • 貯湯タンク
  • ヒートポンプユニット
  • リモコン

などが連携して動いています。

一時的に通信や制御が不安定になると、エラーが表示される場合があります。

メーカーが指定する復旧操作で正常に戻り、その後エラーが再発しないのであれば、一時的な不具合だった可能性があります。

給水・配管トラブル

水の流れに異常がある場合にもエラーが発生することがあります。

例えば、

  • 断水
  • 止水栓の状態
  • 配管の凍結
  • フィルターの詰まり
  • 配管からの水漏れ

などです。

特に冬の寒い朝だけお湯が出ない場合は、屋外配管が凍結している可能性もあります。

→ エコキュートで冬にお湯が出ない原因|凍結トラブルと対処法

センサー異常

エコキュートには、水温や湯温などを監視する複数のセンサーがあります。

センサーが正常に検知できなくなると、実際の温度と制御上の温度にズレが生じ、エラーにつながることがあります。

  • お湯がぬるい
  • 設定温度にならない
  • 沸き上げが途中で止まる
  • エラーが繰り返し表示される

といった症状を伴うことがあります。

循環系の異常

追いだきや自動湯はりに関係するエラーでは、

  • 循環ポンプ
  • ふろ配管
  • 浴槽アダプター
  • 流量検知

などに問題が起きている可能性があります。

「給湯はできるのに追いだきだけできない」といった場合は、本体全体ではなく、お風呂の循環系統に原因があることもあります。

→ エコキュートで追いだきできない原因と対処法

ヒートポンプの異常

ヒートポンプユニットは、エコキュートでお湯を作る重要な部分です。

ここに異常が発生すると、

  • お湯を沸かせない
  • 沸き上げに時間がかかる
  • タンクのお湯が増えない
  • お湯がぬるい
  • エラーが繰り返し表示される

などの症状が出ることがあります。

ヒートポンプ関連の修理は高額になる場合があるため、使用年数も含めて修理するか交換するかを判断することになります。

基板・電気系統の故障

制御基板や電気系統に異常が起きると、エコキュートのさまざまな動作に影響することがあります。

基板や電気系統は利用者が分解して確認できる部分ではありません。

エラーが繰り返し発生する場合や、複数の機能に異常が出ている場合は、メーカーや専門業者による点検が必要です。

エラーが出たときは「一緒に起きている症状」で原因を切り分ける

エラーコードだけでなく、同時に起きている症状を確認すると原因をかなり絞り込めます。

特に確認したいのは、

  • エラーは出るがお湯は使える
  • エラーが出てお湯も使えない
  • 水漏れしている
  • 追いだきや湯はりだけできない
  • 沸き上げができない

といった違いです。

症状ごとの目安を整理すると次のようになります。

症状考えられる原因対応の目安
エラーは出るがお湯は使える一時的な異常・一部機能の不具合コードを確認
お湯がまったく出ない給水・給湯・電気系統早めに原因確認
お湯がぬるい沸き上げ・センサーなど残湯量も確認
追いだきだけできない循環系統循環口などを確認
水漏れもある配管・弁・内部部品放置しない
沸き上げできないヒートポンプなど点検が必要な場合あり
エラーが何度も再発部品劣化・故障修理・交換を検討

エラーは出るがお湯は使える場合

エラーが表示されていても、蛇口やシャワーから普通にお湯が出ることがあります。

この場合、「お湯が出るから問題ない」と判断してしまいがちですが、エラーの内容によって対応は異なります。

例えば、一部の機能だけに異常が発生している可能性もあります。

  • 給湯はできるが追いだきできない
  • お湯は出るが自動湯はりできない
  • お湯は使えるが沸き上げできない

といったケースです。

まずはエラーコードを記録して、メーカー別の内容を確認しましょう。

一度復旧してその後まったく再発しない場合と、数日おきに同じエラーが出る場合では判断が変わります。

繰り返し表示される場合は、完全に停止する前に点検を検討した方が安心です。

→ エラーが頻発する場合の修理・交換の判断基準

エラーが出てお湯も使えない場合

エラーと同時にお湯がまったく使えなくなった場合は、より注意が必要です。

まず、

  • 水は出るのか
  • お湯だけ出ないのか
  • タンクに残湯があるのか
  • エコキュートが沸き上げしているのか
  • ブレーカーが落ちていないか

を確認します。

「水は出るけれどお湯にならない」という場合は、給水そのものではなく、給湯・沸き上げ側に原因がある可能性があります。

一方、水もお湯も出ない場合は、断水や止水栓、配管凍結なども確認する必要があります。

→ エコキュートのお湯が出ない原因|自分で確認できることと対処法

エラーと水漏れが同時に起きている場合

エラーコードと水漏れが同時に発生している場合は、リセットだけで済ませない方がよいケースがあります。

エコキュートの周辺に水があっても、

  • ヒートポンプの結露水
  • ドレン排水
  • 沸き上げ時の排水

など正常な場合があります。

しかし、

  • 水が大量に流れ続けている
  • タンク本体から水が出ている
  • 配管接続部から漏れている
  • 水漏れと同時にエラーが出た

場合は、配管や弁、内部部品などの異常も考えられます。

水漏れ箇所を無理に分解せず、どこから水が出ているのかを目視で確認してください。

→ エコキュートの水漏れはどこから?原因と対処法

追いだき・湯はりだけできない場合

キッチンやシャワーのお湯は正常なのに、

  • 追いだきできない
  • 自動湯はりできない
  • お風呂だけエラーになる

という場合は、お風呂の循環系統に原因がある可能性があります。

まず確認したいのが、

  • 浴槽の水位
  • 浴槽アダプターの汚れ
  • 循環口の詰まり
  • ふろ配管

です。

浴槽の水位不足や循環口の汚れであれば、自分で改善できることもあります。

一方、循環ポンプやセンサー、制御部品などの故障であれば修理が必要です。

→ エコキュートで追いだきできない原因|故障?すぐ試すべき対処法

沸き上げできない場合

エラーと同時に、

  • 夜間に沸き上げしない
  • 沸き増ししても残湯量が増えない
  • 朝になってもタンクのお湯が増えていない

といった症状がある場合は、沸き上げ系統を確認します。

単純な設定や電源の問題だけでなく、

  • ヒートポンプユニット
  • 温度センサー
  • 制御基板
  • 冷媒系統

などの異常も考えられます。

特に「以前は正常だったのに、最近になって沸き上げに時間がかかるようになった」という場合は、使用年数も確認しておきましょう。

→ エコキュートが夜間に沸き上げしない原因|朝お湯がないときの対処法

メーカー別にエラーコードを確認する

エコキュートのエラーコードはメーカー共通ではありません。

同じような英数字でもメーカーによって意味が異なるため、必ず使用しているメーカーのエラーコードを確認してください。

まずメーカー名と表示されているコードを確認しましょう。

ダイキンのエラーコード

ダイキンでは、U・H・Cなどから始まるさまざまなエラーコードがあります。

エラーによって、

  • ヒートポンプ系
  • センサー系
  • 通信系
  • ふろ循環系

など確認する箇所が異なります。

→ ダイキン エコキュートのエラーコード一覧

三菱のエラーコード

三菱エコキュートでも、P系など複数のエラーコードがあります。

同じ「お湯が出ない」という症状でも、表示されるコードによって原因や対処方法は異なります。

→ 三菱エコキュートのエラーコード一覧

パナソニックのエラーコード

パナソニックでは、Hから始まるエラーなどがあります。

コードを確認したうえで、メーカーが案内している対処方法に従いましょう。

→ パナソニック エコキュートのエラーコード一覧

エラーが出たときに自分でできる対処法

エラーが表示されても、すぐに修理が必要とは限りません。

利用者が確認できる範囲から順番にチェックします。

① エラーコードを記録する

最初に、

  • エラーコード
  • メーカー
  • 型番

を記録します。

リモコン画面を撮影しておくのがおすすめです。

② 断水・停電を確認する

エコキュート本体以外が原因になっている場合もあります。

家のほかの蛇口から水が出るか、ほかの電気機器が正常に使えるか確認してください。

停電から復旧した直後にエラーが表示された場合は、時刻などの設定も確認しましょう。

③ ブレーカーを確認する

分電盤やエコキュートの専用ブレーカーが落ちていないか確認します。

ただし、ブレーカーを戻してもすぐに落ちる場合は注意が必要です。

何度もブレーカーを上げ直すのは避けてください。

漏電や電気系統の異常が発生している可能性があるため、点検を依頼しましょう。

④ 水漏れや異音を確認する

本体周辺を目視して、

  • 大量の水漏れ
  • 異常な振動
  • 金属音
  • 焦げ臭さ

などがないか確認します。

異常がある場合は、リセットより点検を優先します。

⑤ 取扱説明書でエラーコードを確認する

メーカーや機種によって、利用者が行える復旧方法は異なります。

取扱説明書に対処方法が記載されている場合は、その内容に従ってください。

エコキュートのリセット方法

一時的な通信・制御異常などでは、メーカーが指定するリセット操作で復旧する場合があります。

ただし、エコキュートのリセット方法はメーカーや機種によって異なります。

「すべてのエコキュートはブレーカーをOFFにして○秒待てばよい」と一律に考えない方が安全です。

基本的には、

  1. エラーコードを記録する
  2. 水漏れ・異臭・漏電などがないことを確認する
  3. 取扱説明書でエラー内容を確認する
  4. メーカー指定の解除・リセット操作を行う
  5. 復旧後にエラーが再発しないか確認する

という順番がおすすめです。

詳しい手順はこちらでまとめています。

→ エコキュートのリセット方法|エラー解除と再起動のやり方

ヒートポンプ太郎

「エラーが出るたびにリセットするのではなく、再発するかどうかを見ることも重要です。」

リセットで直ったら修理しなくても大丈夫?

リセットしてエラーが消え、その後正常に使用できている場合は、すぐに修理が必要とは限りません。

ただし、重要なのはその後再発するかどうかです。

例えば、

「一度だけエラーが出た」
↓
「指定された操作で復旧」
↓
「その後まったく再発しない」

のであれば、一時的な異常だった可能性があります。

一方、

「エラーが出る」
↓
「リセットすると直る」
↓
「数日後にまた同じエラー」

を繰り返す場合は、リセットによって表示だけを一時的に解除している可能性があります。

この状態なら点検を検討しましょう。

エラーが出たときにやってはいけないこと

エラーが出ると、「何とか自分で直したい」と思うかもしれません。

しかし、次のような対応は避けましょう。

エラーコードを確認せず何度もリセットする

エラーには異常を知らせる役割があります。

何度リセットしても同じコードが表示される場合は、原因が解消されていない可能性があります。

エラーコードを記録して点検につなげましょう。

本体やヒートポンプを分解する

利用者がカバーを外して内部部品を確認するのは避けてください。

エコキュート内部には電気部品や冷媒系統などがあり、専門的な点検が必要です。

漏電遮断器が落ちても何度も戻す

一度戻したあと再び落ちる場合は、漏電や電気系統の異常が疑われます。

繰り返し操作せず、メーカーや専門業者へ相談してください。

水漏れを放置したまま使い続ける

正常な排水と判断できない大量の水漏れがある場合は注意が必要です。

配管や内部部品の異常であれば、放置することで被害が広がる可能性があります。

修理を依頼した方がよいケース

エラーが表示されても、一時的な不具合で復旧する場合があります。

しかし、次のような状態なら自分でリセットを繰り返すより、メーカーや修理業者へ点検を依頼した方がよいでしょう。

  • 同じエラーコードが何度も出る
  • リセットしてもすぐ再発する
  • お湯を沸かせない
  • お湯が出ない・ぬるい
  • 追いだきや湯はりができない
  • 大量の水漏れがある
  • 漏電遮断器が繰り返し落ちる
  • 今までしなかった異音がする
  • 焦げ臭いにおいがする

特に、エラー+別の症状が同時に起きている場合は注意してください。

例えば「エラーは出ているけれど普通に使える」という状態より、「エラーが出て沸き上げもできない」という状態の方が、点検の必要性は高くなります。

エコキュートのエラー修理費用はいくら?

修理費は、エラーコードそのものではなく、最終的にどの部品に異常が見つかったかによって変わります。

おおまかな目安を整理すると次のとおりです。

修理内容費用の目安
温度センサーなど1〜3万円程度
配管・水漏れ修理2〜6万円程度
循環ポンプ2〜6万円程度
制御基板3〜8万円程度
冷媒系統5〜15万円程度
ヒートポンプ関連8〜20万円以上になることも
出張・点検費5,000〜1万円程度

※メーカー・機種・故障箇所・作業内容などによって実際の金額は異なります。

エラーコードが表示された段階では、正確な修理金額までは分かりません。

同じようなエラーでも、センサー交換だけで済む場合と、基板やヒートポンプまで修理が必要になる場合では費用が大きく変わります。

詳しい故障箇所別の相場はこちらでまとめています。

→ エコキュートの修理費はいくら?故障別の費用相場を確認する

保証期間内なら修理費がかからない場合もある

エラーが出たら、修理を依頼する前に保証期間も確認しておきましょう。

確認したいのは、

  • メーカー保証
  • 販売店の延長保証
  • 工事店独自の保証

です。

保証期間内で、なおかつ保証対象となる故障であれば、修理費の全部または一部が保証される場合があります。

特に比較的新しいエコキュートであれば、いきなり交換を検討する必要はありません。

保証書や購入時の書類を確認したうえで、購入店やメーカーへ相談しましょう。

エラーが出たら修理と交換どちらを選ぶ?

エラーが出たからといって、すぐエコキュートを交換する必要はありません。

判断するときは、使用年数・修理費・故障履歴の3つを確認すると分かりやすくなります。

状況修理・交換の考え方
5年未満・初めての故障修理を優先しやすい
5〜10年・軽い故障修理費を確認して判断
10年以上・軽い故障今後の故障も含めて比較
10年以上・高額修理交換も有力
エラーを何度も繰り返す交換費用も確認
ヒートポンプの高額修理修理と交換を比較

単純に「10年を超えたら交換」というわけではありません。

10年以上でも数万円程度の修理で、そのほかに問題がなければ修理を選ぶケースはあります。

反対に、8〜9年程度でもヒートポンプの高額修理が必要で、すでにほかの不具合も出ているなら、交換費用まで確認した方がよいでしょう。

使用10年以上でエラーが増えてきたら要注意

エコキュートは一般的に10〜15年程度が交換を考え始めるひとつの目安です。

特に注意したいのが、

  • 設置から10年以上
  • エラーが何度も出る
  • 過去にも修理している
  • お湯がぬるくなってきた
  • 沸き上げに時間がかかる
  • 水漏れや異音など別の症状もある

といったケースです。

1か所を修理しても、経年劣化した別の部品に不具合が出る可能性があります。

ヒートポンプ太郎

「10年以上なら“エラーが出たから交換”ではなく、“今回直す費用と今後使える年数”を比べるのがポイントです。」

修理するか迷っている場合はこちらも参考にしてください。

→ エコキュート故障は修理と交換どっち?迷ったときの判断基準

エラーが頻発する場合は1回の修理費だけで判断しない

一度だけのエラーと、何度も繰り返すエラーは分けて考えた方がよいでしょう。

例えば、

1回目:センサー修理
↓
数か月後:別のエラー
↓
2回目:基板修理
↓
その後:ヒートポンプの不具合

となれば、それぞれの修理費はそれほど高くなくても、合計すると大きな金額になります。

そのため、エラーが頻発している古い機種では、

「今回の修理はいくらか」だけでなく、「今後何年使えそうか」

まで考えることが大切です。

→ エラー頻発は危険?エコキュート交換の判断基準と費用相場

修理を依頼するときに伝えること

メーカーや修理業者へ連絡するときは、次の情報を用意しておくとスムーズです。

  • メーカー名
  • 型番
  • エラーコード
  • 使用年数
  • エラーが出始めた時期
  • お湯が使えるか
  • 沸き上げできるか
  • 水漏れの有無
  • 異音の有無
  • 過去の修理履歴

型番は貯湯タンクやヒートポンプユニットの銘板などで確認できます。

また、最初に撮影しておいたリモコンのエラー画面も役立ちます。

エコキュートのエラーについてよくある質問

Q. エコキュートにエラーが出たら故障ですか?

必ずしも故障とは限りません。

一時的な通信・制御異常や、断水、配管凍結などによってエラーが表示される場合もあります。

まずはエラーコードと一緒に起きている症状を確認してください。

Q. エラーコードはリセットすれば消えますか?

一時的な異常であれば、メーカー指定の解除・リセット操作によって消える場合があります。

ただし、内部部品の故障など原因が残っている場合は、再び同じエラーが表示される可能性があります。

何度もリセットを繰り返すのではなく、再発する場合は点検を検討しましょう。

Q. エラーが出てもお湯が使えるなら放置して大丈夫ですか?

エラー内容によります。

給湯以外の一部機能に異常がある場合など、お湯を使えるケースもあります。

「お湯が出る=異常がない」とは限らないため、表示されているエラーコードを確認してください。

Q. エラーコードを消してしまいました。どうすればいいですか?

その後正常に使用できているか確認しましょう。

再び表示された場合は、リセットする前にコードを記録するか、リモコン画面を撮影してください。

エラー履歴を確認できる機種もあるため、取扱説明書を確認する方法もあります。

Q. 同じエラーが何度も出るのは故障ですか?

部品の異常や経年劣化が残っている可能性があります。

特にリセットすると一度直るものの、数日後や数週間後に同じエラーが出る場合は注意してください。

使用10年以上で再発している場合は、修理だけでなく交換費用も確認しておくと判断しやすくなります。

Q. 違うエラーコードが次々に出るのは寿命ですか?

複数のエラーが出るだけで寿命とは断定できません。

ただし、長期間使用している機種で異なる不具合が続いている場合は、複数部品の経年劣化も考えられます。

修理履歴や使用年数も含めて判断しましょう。

Q. エラーが出たまま使い続けるとどうなりますか?

エラーの内容によって異なります。

そのまま使用できる場合もありますが、異常が進行して突然お湯が使えなくなる可能性もあります。

特に水漏れ、異臭、漏電遮断器の作動などを伴う場合は、使用を続けず点検を依頼してください。

Q. エラー修理にはいくらくらいかかりますか?

軽いセンサー交換なら数万円程度で済む場合があります。

一方、基板、冷媒系統、ヒートポンプなどの修理では5万〜10万円を超えることもあります。

正確な金額は点検後に確認する必要があります。

Q. 10年以上使っていたらエラーが出た時点で交換ですか?

必ず交換というわけではありません。

軽い故障で修理費が低ければ、修理して使い続ける選択肢もあります。

ただし、高額修理やエラーの再発、複数箇所の故障がある場合は交換と比較した方がよいでしょう。

エラーが出たときに確認したい関連記事

症状に合わせて、次の記事も確認してください。

エラーコードが分かっている場合は、症状記事よりもメーカー別・コード別の記事から確認する方が原因を絞り込みやすくなります。

エコキュートのエラー原因と対処法まとめ

以上、エコキュートにエラーが出たときの対処法|リセット前に確認すること…というお話でした。

エコキュートにエラーが表示されたら、いきなりリセットするのではなく、まずエラーコードを記録しましょう。

そのうえで、

  • お湯が出るか
  • タンクにお湯があるか
  • 水漏れしていないか
  • 異音や異臭がないか
  • エラーが初回か再発か

を確認します。

一時的な異常であれば、メーカー指定の対処方法で復旧することもあります。

しかし、同じエラーが何度も出る場合や、水漏れ・沸き上げ不良・異音などを伴う場合は、内部部品の故障も考えられます。

特に使用開始から10年以上経過している場合は、修理費だけでなく交換費用も比較して判断しましょう。

→ エコキュートは修理か交換か?判断基準を見る

→ エコキュート交換費用の工事費込み相場を見る

修理か交換か迷ったら費用を比較してから決める

エラーが出たからといって、慌ててエコキュートを交換する必要はありません。

まず故障箇所と修理費を確認し、まだ新しい機種で軽い故障なら修理を優先するのが基本です。

一方、

  • 使用10年以上
  • エラーを繰り返している
  • 過去にも修理している
  • 高額な部品交換が必要

という場合は、修理見積もりと同時に交換費用も調べておくと判断しやすくなります。

交換する場合も1社だけで決めず、本体・工事費・保証内容まで含めて比較しましょう。

→ エコキュート交換のおすすめ業者3社を工事費込みで比較

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建築・設備分野に携わる技術系サラリーマン。
1級建築施工管理技士・管工事施工管理技士・第二種電気工事士などを保有。
エコキュートの開発経験と実使用(パナソニック→ダイキン)をもとに、現場+ユーザー目線で解説しています。
【無駄な交換をさせない】がモットーです。

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