エコキュートの電源の切り方|安全に停止・再起動する方法を解説

エコキュートのエラーや不具合が出たとき、「電源を切って再起動してください」と案内されることがあります。

しかし実際には

・電源はどこにある?
・ブレーカーを落としていいの?
・勝手に電源を切って大丈夫?

と不安になる人も多いのではないでしょうか。

エコキュートは基本的に24時間稼働する給湯設備ですが、正しい方法で電源を切ることは問題ありません。

むしろ

・エラー解除
・再起動
・メンテナンス

のために、電源を一度切ることが必要な場合もあります。

この記事では

・エコキュートの電源の切り方
・電源を切る場所(ブレーカー)
・再起動の正しい方法
・電源を切ってはいけないケース

をわかりやすく解説します。

リセットしたい人はこちら
リセット方法

電源の切り方 エコキュート知識
目次

まず結論|電源を切る手順はこれだけ

エコキュートの電源を切るときは、次の手順で行えば安全です。

  1. リモコンで沸き上げ中でないことを確認する
  2. 分電盤の「エコキュート」「給湯器」と表示された専用ブレーカーをOFFにする
  3. 約1分待つ
  4. 再起動する場合はブレーカーをONに戻す

これだけで電源の停止・再起動は完了です。

エコキュートの電源はどこ?基本は「専用ブレーカー」

エコキュートの電源は、通常次の場所にあります。

① 家の分電盤(ブレーカー)

もっとも多いのが、家の分電盤にあるエコキュート専用ブレーカーです。

分電盤とは、家の電気ブレーカーが並んでいる箱のことです。

多くの場合、次のような表示があります。

・エコキュート
・給湯器
・温水器

このブレーカーをOFFにすると、エコキュートの電源が切れます。


② 屋外タンクの電源スイッチ

機種によっては

・貯湯タンクの横
・ヒートポンプユニット付近

に電源スイッチが付いていることもあります。

ただし、一般住宅では分電盤のブレーカーで電源を切るケースがほとんどです。

 漏電遮断器の位置がわからない方にはコチラ


電源を切る前に確認しておきたいこと

安全に作業するため、次の点を確認してから電源を切りましょう。

  • 現在、沸き上げ運転中ではないか
  • 冬場で凍結の恐れはないか
  • エラーコードが表示されていないか
  • 長期間電源を切る予定ではないか

これらを確認しておくことで、不要なトラブルを防ぎやすくなります。

エコキュートの電源の切り方(正しい手順)

エコキュートの電源を切るときは、次の手順で行うと安全です。

手順

① リモコンの表示を確認する
② 分電盤を開ける
③ エコキュート専用ブレーカーを探す
④ ブレーカーを「OFF」にする

これでエコキュートの電源が停止します。

その後、再起動する場合は

① 1分ほど待つ
② ブレーカーをONに戻す

これで再起動が完了します。


エコキュートの再起動(リセット)方法

軽いエラーなら

①ブレーカーOFF
②1分待つ
③ON

で改善することがあります。

詳しい手順や改善する症状はこちらで解説しています。

エコキュートのリセット方法


エコキュートの電源を切る主な理由

エコキュートの電源を切るのは、主に次のようなケースです。

エラーが表示されたとき

エコキュートでは

・センサーエラー
・通信エラー
・一時停止

などが起こることがあります。

この場合は

再起動で直るケースも多いです。


停電後の不具合

停電のあとに

・エラー表示
・お湯が出ない

といった症状が出ることがあります。

この場合も電源リセットで復旧することがあります。


長期間使わないとき

次のような場合は、電源を切ることがあります。

・長期旅行
・空き家
・別荘

ただし、凍結の可能性がある地域では電源を切ると凍結の原因になることがあります。


エコキュートの電源を切ってはいけないケース

エコキュートは基本的に常に電源ONで使用する設備です。

そのため、次のケースでは電源を切らない方がよい場合があります。

凍結の恐れがある冬

エコキュートには、凍結防止ヒーターが付いています。

電源を切ると

・配管凍結
・破損

の原因になることがあります。

寒冷地では注意が必要です。


沸き上げ中

お湯を作っている途中に電源を切ると、途中で停止してしまいます。

そのため、できれば沸き上げが終わってから電源を切るのが安心です。

よくある間違った電源の切り方

次のような操作はおすすめできません。

  • 家全体の主ブレーカーを落とす
  • 毎日電源を切る
  • 冬場に長時間電源を切る
  • 沸き上げ中に何度もON・OFFを繰り返す

これらは正常運転の妨げや凍結の原因になることがあります。


エコキュートのエラーコードが出たとき

エラーコードが表示された場合は、一時的な通信エラーであれば再起動で改善することがあります。

改善しない場合はエラーコードを確認してください。

エコキュートエラーコード一覧



エコキュートは10年以上で交換の可能性

10年以上使用していて、再起動しても改善しない場合は、修理と交換を比較しましょう。

症状が続く場合は注意

エコキュートは、一時的な設定不良や湯切れだけでなく、ヒートポンプや配管トラブルが原因になっていることもあります。

特に、

  • 使用10年以上
  • 同じ症状を繰り返す
  • 冬場に悪化する
  • エラーコードも出始めた

場合は、修理や交換を検討するタイミングかもしれません。

修理か交換か判断したい方はこちら
【エコキュートは修理か交換か?判断基準を見る】

交換費用の相場を確認する
【エコキュート交換費用の相場を見る】

人気メーカーの違いを比較する
【エコキュートメーカー比較を見る】


よくある質問

Q. ブレーカーを切るだけで電源は切れますか?

はい。一般的な家庭では、分電盤にあるエコキュート専用ブレーカーをOFFにするだけで電源を切ることができます。


Q. コンセントを抜いてもいいですか?

家庭用エコキュートにはコンセントではなく専用回路で接続されていることがほとんどです。電源を切る場合は専用ブレーカーを操作しましょう。


Q. ブレーカーは何分くらい切ればいいですか?

再起動する場合は、1分程度待ってからブレーカーをONに戻すのが一般的です。


Q. 毎日電源を切っても大丈夫ですか?

おすすめできません。エコキュートは24時間稼働を前提とした設備のため、毎日電源を切ると正常な運転や凍結防止機能に影響する可能性があります。


Q. 電源を切ると電気代は安くなりますか?

基本的にはほとんど変わりません。節電目的で毎日電源を切るメリットは少なく、必要なときだけ電源を切るようにしましょう。


Q. 電源を切ると時計や設定は消えますか?

基本的には消えません。

エコキュートはブレーカーで一時的に電源を切っても、多くの機種では時刻設定や沸き上げ設定などは保持されます。

ただし、機種によっては停電後に時計の再設定が必要になる場合もあります。

再起動後は、現在時刻や沸き上げ設定に問題がないか一度確認しておくと安心です。


Q. 停電した後は電源を切ったほうがいいですか?

基本的には必要ありません。

停電から復旧すると、多くのエコキュートは自動的に通常運転へ戻ります。

ただし、停電後にエラーコードが表示されたり、お湯が出なくなったりした場合は、一度専用ブレーカーをOFFにして約1分待ち、再度ONにすると改善することがあります。

それでも改善しない場合は、故障や設定異常の可能性もあるため、メーカーや修理業者へ相談しましょう。


Q. 引っ越しや撤去前は電源を切るだけで大丈夫ですか?

いいえ。電源を切るだけでは不十分な場合があります。

長期間使用しない場合や撤去する場合は、電源を切るだけでなく、貯湯タンクの排水や止水栓の操作が必要になることがあります。

作業方法はメーカーや機種によって異なるため、取扱説明書を確認するか、設置業者へ相談するのがおすすめです。

また、冬場は凍結のおそれがあるため、電源を切る前に必ず凍結対策についても確認しましょう。


電源の切り方まとめ

以上、エコキュートの電源の切り方|安全に停止・再起動する方法を解説…というお話でした。

エコキュートの電源は、基本的に分電盤の専用ブレーカーで切ることができます。

電源を切る手順は次の通りです。

① 分電盤を開ける
② エコキュートブレーカーOFF
③ 1分待つ
④ ONに戻す

軽いエラーであれば、再起動だけで復旧することも多いです。

ただし

・何度もエラーが出る
・お湯が出ない
・10年以上使用

この場合は、修理や交換を検討するタイミングかもしれません。

\修理と比べてどれだけ違う?/

補助金対象の機器交換も最短即日対応あり

このサイトを運営している人

建築・設備分野に携わる技術系サラリーマン。
1級建築施工管理技士・管工事施工管理技士・第二種電気工事士などを保有。
エコキュートの開発経験と実使用(パナソニック→ダイキン)をもとに、現場+ユーザー目線で解説しています。
【無駄な交換をさせない】がモットーです。

目次