三菱エコキュートP系エラー完全ガイド|原因・対処法・危険度・修理費まとめ【2026年最新版】

三菱エコキュート「P系エラー」一覧まとめ

三菱エコキュートで「P○○」というエラーコードが表示されると、

  • 故障してしまったの?
  • リセットすれば直る?
  • 修理はいくらかかる?
  • 交換した方がいい?

と不安になる方が多いと思います。

P系エラーは、三菱エコキュートの中でもヒートポンプ・給湯・ふろ循環・温度制御など、お湯を作るための重要な部分に関係するエラーコードです。

一時的な誤作動で復旧するケースもありますが、ヒートポンプや循環ポンプなど主要部品の故障が原因となることもあり、エラーコードによって緊急性は大きく異なります。

この記事では、三菱エコキュートのP系エラーについて、

  • P系エラーとは何か
  • 危険度
  • 修理費の目安
  • エラーコード一覧
  • 症状別の探し方
  • 修理と交換の判断基準

までまとめています。

個別エラーの記事も用意していますので、表示されたコードが分かっている場合は一覧表から詳細ページをご覧ください。


目次

P系エラーとは?

P系エラーは、三菱エコキュートの「お湯を作る」「お湯を循環させる」という基本機能に関係するエラーです。

具体的には次のような設備が対象になります。

  • ヒートポンプユニット
  • 圧縮機(コンプレッサー)
  • 給湯配管
  • ふろ循環ポンプ
  • 温度センサー
  • 水位センサー
  • 流量センサー
  • 冷媒回路

つまり、P系エラーが表示された場合は、エコキュートの中心部分で異常を検知している可能性があります。

そのため、他のエラーコードに比べて修理になる割合が高いグループです


P系・C系・U系の違い

三菱エコキュートのエラーコードは、大きく3つに分類できます。

種類主な内容故障の可能性
P系ヒートポンプ・循環・給湯・温度異常高い
C系通信・基板・制御異常高い
U系残湯不足・使用状況・設定低い

P系は、お湯そのものを作る機能に関係するため、

  • お湯が出ない
  • お湯がぬるい
  • 沸き上げできない
  • 追い焚きできない

など、生活への影響が大きい症状につながることが多くあります。

一方でU系は、お湯切れや設定ミスなどが原因で表示されるケースも多く、必ずしも故障とは限りません。


P系エラーは修理になる?

P系エラーだからといって必ず修理になるわけではありません。

例えば、

  • 一時的な通信異常
  • 電圧変動
  • 配管の空気混入
  • フィルター詰まり

などで表示されるケースもあります。

一度だけ表示され、その後再発しない場合は様子を見ることもできます。

しかし、

  • 同じエラーが何度も表示される
  • リセットしても再発する
  • お湯が作れない
  • 異音や振動がある

このような場合は、部品交換が必要になる可能性があります。


P系エラー危険度一覧

P系エラーは危険度によって対応方法が変わります。

危険度内容対応
★★★★★ヒートポンプ・圧縮機・制御停止早めに修理依頼
★★★★☆温度異常・循環異常できるだけ早く点検
★★★☆☆センサー異常・流量異常リセット後に様子を見る
★★☆☆☆一時的な検知異常再発するか確認
★☆☆☆☆軽微な動作異常経過観察

特に★★★★★のエラーは、放置するとお湯がまったく使えなくなることもあります。


三菱エコキュートP系エラーコード一覧

下記は主なP系エラーコードの一覧です。

コード主な症状危険度修理費目安詳細
P01初期動作異常★★★☆☆2〜5万円個別記事
P02センサー・検知異常★★★☆☆2〜5万円個別記事
P03温度検知異常★★★☆☆2〜6万円個別記事
P04温度・制御異常★★★☆☆2〜6万円個別記事
P05ヒートポンプ異常★★★★★8〜15万円以上個別記事
P06ふろ循環異常★★★★☆3〜8万円個別記事
P07ふろ系異常★★★★☆3〜8万円個別記事
P08循環・温度異常★★★★☆2〜5万円個別記事
P09圧力異常★★★★☆5〜10万円個別記事
P10温度制御異常★★★★☆5〜10万円個別記事
P11〜P30温度・制御・循環・ヒートポンプ異常★★★〜★★★★★内容による個別記事

掲載していないコードについても、順次追加しています。

P系エラーは症状から探すのもおすすめ

エラーコードが表示されている場合はコードから調べるのが最も確実です。

しかし、

  • エラー番号がすぐ消えてしまった
  • 数字を見間違えた
  • エラーコードが表示される前から症状が出ていた

というケースも少なくありません。

そんなときは、現在の症状から原因を絞り込む方法もおすすめです。

お湯が出ない

シャワーや蛇口からお湯がまったく出ない場合は、給湯系やヒートポンプ系の異常が考えられます。

特に関係しやすいP系エラー

  • P13
  • P20
  • P21

また、ヒートポンプ自体が停止している場合はP05やP18が表示されることもあります。

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お湯がぬるい

設定温度より低い、途中で水になる、朝だけぬるい場合は温度検知やヒートポンプ異常の可能性があります。

よく表示されるコード

  • P08
  • P10
  • P11
  • P14
  • P16

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追い焚きできない

ふろ循環ポンプや循環配管に異常があると、追い焚きが途中で止まることがあります。

関係しやすいコード

  • P06
  • P22
  • P23
  • P24
  • P25

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沸き上げできない

朝になるとお湯がない場合は、夜間の沸き上げに失敗している可能性があります。

主なコード

  • P05
  • P14
  • P18
  • P30

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異音・振動がある

ブーン音や異常な振動が出ている場合は、ヒートポンプやコンプレッサーの異常が疑われます。

主なコード

  • P05
  • P18
  • P30

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よく発生するP系エラーランキング

実際によく相談されるP系エラーをまとめると、次のようになります。

第1位 P08

温度検知や循環に関する異常です。

比較的よく表示されるエラーですが、センサーの誤検知だけでなく部品劣化が原因の場合もあります。


第2位 P14

ヒートポンプ関係の異常です。

お湯がぬるい、沸き上げできないといった症状が出やすく、修理になるケースも少なくありません。


第3位 P21

給湯・制御関係の異常です。

給湯できない、途中で停止するといった症状につながります。


第4位 P05

ヒートポンプ異常です。

コンプレッサーや冷媒系が原因になることもあり、高額修理になるケースがあります。


第5位 P30

システム制御異常です。

基板や制御系の故障が関係している場合があり、再発する場合は点検が必要です。


リセットで直るP系エラー

P系エラーの中には、一時的な誤作動によって表示されるケースもあります。

次のような場合は、まずリセットを試してみましょう。

  • 停電のあと
  • 落雷のあと
  • ブレーカーが落ちたあと
  • 一度だけ表示された
  • 現在は正常にお湯が使えている

リモコンの電源を入れ直し、それでも改善しない場合は漏電ブレーカーを一度切ってから再投入します。

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リセットしても直らないP系エラー

次のような症状がある場合は、リセットだけでは改善しない可能性があります。

  • 同じコードが毎日表示される
  • お湯が作れない
  • 異音がする
  • ヒートポンプが動かない
  • 以前にも同じ修理をした

このような場合は、部品交換が必要になっている可能性があります。


放置すると危険なP系エラー

P系エラーは、故障の初期段階を知らせてくれている場合があります。

「まだお湯が出るから大丈夫」と考えて放置していると、

  • 完全にお湯が出なくなる
  • 真冬に故障する
  • 修理費が高額になる

といったケースもあります。

特に注意したいのは、

  • P05
  • P18
  • P30

です。

これらはヒートポンプや制御系の重要部品に関係するため、再発する場合は早めの点検をおすすめします。


自分で確認できるチェックポイント

修理を依頼する前に、次のポイントを確認しておきましょう。

  • □ ブレーカーは落ちていないか
  • □ フィルターが詰まっていないか
  • □ 配管から水漏れしていないか
  • □ 室外機の周囲がふさがれていないか
  • □ 同じエラーが繰り返し表示されていないか

これだけでも、一時的なトラブルなのか、本格的な故障なのか判断しやすくなります。

P系エラーは修理と交換どちらを選ぶべき?

P系エラーが表示されたからといって、必ずしもエコキュートを交換する必要はありません。

実際には、

  • 使用年数
  • 故障している部品
  • 修理費
  • 過去の修理歴

によって判断が変わります。

ここでは、後悔しないための判断基準をご紹介します。


使用年数別の判断基準

エコキュートは一般的に10〜15年程度が寿命とされています。

そのため、同じP系エラーでも使用年数によって考え方が変わります。

使用5年未満

比較的新しいため、修理を優先して問題ありません。

保証期間内であれば無償修理になるケースもあります。

こんな場合は修理がおすすめです。

  • 初めての故障
  • 修理費が3万円程度
  • 他に不具合がない

使用5〜10年

修理と交換を比較する時期です。

ヒートポンプや基板など高額部品の故障でなければ、修理した方が安く済むケースもあります。

一方で修理費が高い場合は、交換費用も確認しておくと安心です。


使用10年以上

最も判断が難しい時期です。

この頃になると、

  • コンプレッサー
  • ヒートポンプ
  • 基板
  • ファンモーター

など主要部品の劣化が進みます。

一か所だけ修理しても、数か月後に別の部品が故障するケースも珍しくありません。

修理費が10万円近くになるなら、交換した方が結果的に安く済むこともあります。


使用15年以上

メーカーによっては部品供給が終了している可能性があります。

修理したくても部品が入手できないケースもあるため、交換を前提に考えた方がよいでしょう。

↑給湯器 駆けつけ隊のサイトで確認できます


修理費の目安

P系エラーでは故障箇所によって修理費が大きく変わります。

修理内容費用目安
温度センサー交換1〜3万円
流量センサー交換2〜4万円
循環ポンプ交換3〜6万円
ファンモーター交換2〜6万円
基板交換3〜8万円
ヒートポンプ修理・交換8〜15万円以上

ヒートポンプや基板交換になると高額になるため、交換との比較が重要になります。


修理した方がよいケース

次のような場合は修理を優先して問題ありません。

  • 使用年数が10年未満
  • 初めての故障
  • センサー交換程度で済む
  • 保証期間内
  • 修理費が5万円以下

このようなケースでは、修理後も十分長く使える可能性があります。


交換した方がよいケース

一方で、次のようなケースでは交換も視野に入れましょう。

  • 使用開始から10年以上経過
  • 修理費が10万円前後
  • ヒートポンプ故障
  • コンプレッサー故障
  • 基板交換
  • 同じエラーが何度も出る
  • 以前にも修理したことがある

修理しても別の部品が続けて故障する可能性が高いためです。


P系エラーで交換を検討したいコード

特に次のコードは、高額修理になる可能性があります。

P05

ヒートポンプ関係の異常です。

冷媒回路やコンプレッサーが原因になることもあり、修理費が高くなる傾向があります。


P18

温度制御やヒートポンプ関係の故障が考えられます。

主要部品の交換になるケースもあります。


P30

制御系統の異常です。

基板交換になる場合は修理費が高額になることがあります。


修理だけで判断するのは危険

例えば修理費が8万円だったとします。

「新品より安いから修理しよう」と考えがちですが、

  • 数か月後に別の部品が故障
  • 保証対象外
  • 電気代も古いまま

というケースもあります。

修理費だけで判断すると、結果的に出費が大きくなることも少なくありません。


まずは交換費用も確認しておこう

見積もりを取ったからといって、必ず交換しなければならないわけではありません。

交換費用を知っておけば、

  • 修理がお得なのか
  • 買い替えがお得なのか

を冷静に比較できます。

特に10年以上使用しているエコキュートでは、一度交換見積もりを確認しておくと判断しやすくなります。


こんな人は交換費用を比較しておくのがおすすめ

次の項目に3つ以上当てはまる場合は、修理だけでなく交換も検討してみましょう。

  • 使用年数が10年以上
  • P系エラーが何度も表示される
  • 修理歴がある
  • お湯の温度が安定しない
  • 沸き上げ時間が長くなった
  • ヒートポンプから異音がする
  • 振動が以前より大きくなった
  • メーカーから部品供給終了と言われた

こうした状態では、今後も修理が続く可能性があります。

交換費用も確認したうえで比較すると、長期的に後悔しにくい選択ができます。


関連記事

よくある質問(FAQ)

P系エラーはすべて修理が必要ですか?

いいえ。

一時的な電圧変動や誤検知が原因で表示されることもあります。

一度だけ表示され、その後正常に使えている場合は様子を見てもよいケースがあります。

ただし、何度も同じエラーが表示される場合は、部品の劣化が進んでいる可能性があるため点検をおすすめします。


P系エラーが消えたらそのまま使っても大丈夫?

一度だけであれば問題ないケースもあります。

しかし、数日後や数週間後に同じエラーが再発するようであれば、故障の前兆かもしれません。

エラー履歴は修理業者でも確認できることが多いため、表示されたコードは控えておくと安心です。


P系エラーはリセットしても大丈夫?

基本的には問題ありません。

リモコンの電源を入れ直したり、ブレーカーを一度切って復旧することで改善するケースもあります。

ただし、何度もリセットを繰り返すのはおすすめできません。

故障が進行している場合は、一時的に消えても再発することがあります。


P系エラーでもお湯が使えることがありますか?

あります。

故障の初期段階では、お湯は出るもののエラーだけ表示されるケースもあります。

しかし、そのまま使用を続けると突然お湯が出なくなる可能性もあるため注意が必要です。


P系エラーが表示されたまま使い続けても大丈夫?

おすすめできません。

特にヒートポンプや循環ポンプに負荷がかかっている場合は、故障が悪化することがあります。

使用できていても、早めに原因を確認しておく方が安心です。


修理費が高いP系エラーはどれですか?

高額になりやすいのは次のようなエラーです。

  • P05
  • P18
  • P30

これらはヒートポンプや制御基板など主要部品が関係していることがあり、修理費が10万円を超えるケースもあります。


保証期間内なら無料で修理できますか?

メーカー保証や延長保証の内容によります。

保証期間内であれば、対象部品は無償修理になる可能性があります。

修理を依頼する前に保証書を確認しておきましょう。


火災保険は使えますか?

自然災害が原因の場合は、火災保険が適用されることがあります。

例えば、

  • 落雷
  • 台風
  • 強風による飛来物
  • 雹(ひょう)

などで故障した場合は補償対象となるケースがあります。

詳しくはこちらの記事で解説しています。

エコキュートは火災保険で直せる?


修理と交換、どちらがお得ですか?

故障内容によって異なります。

使用開始から5〜8年程度なら修理がお得なことが多いですが、10年以上使用している場合は交換した方が長期的に安く済むケースもあります。

修理費だけでなく、交換費用も比較してから判断することをおすすめします。


P系エラーが何度も表示されるのは寿命ですか?

同じエラーが繰り返し表示される場合は、部品の寿命が近づいている可能性があります。

特に10年以上使用しているエコキュートでは、一つの部品を修理しても別の部品が故障することがあります。


関連記事

P系エラーについてさらに詳しく知りたい方は、次の記事も参考にしてください。

エラーコードから調べる

症状から調べる

修理・交換で迷ったら


三菱P系エラーまとめ

三菱エコキュートのP系エラーは、お湯を作るための重要な部品で異常を検知したときに表示されるエラーコードです。

一時的な誤作動で復旧するケースもありますが、ヒートポンプや循環ポンプ、温度センサーなどの故障が原因となっていることもあります。

まずは表示されたエラーコードを確認し、一度リセットを試してみましょう。

それでも同じエラーが繰り返し表示される場合は、無理に使い続けず点検を依頼することをおすすめします。

また、使用開始から10年以上経過しているエコキュートでは、修理費が高額になるケースも少なくありません。

修理だけで判断するのではなく、交換費用も比較しておくことで、長期的に後悔しにくい選択ができます。

修理か交換か迷ったら

「修理で十分なのか、それとも交換した方がお得なのか」は、故障内容や使用年数によって変わります。

見積もりを取ったからといって、必ず交換する必要はありません。

現在のエコキュートの状態を確認してもらい、

  • 修理費
  • 交換費
  • 補助金の対象になるか
  • 今後どれくらい使えるか

を比較してから判断するのがおすすめです。

特にP系エラーが何度も表示される場合や、修理費が高額になる場合は、一度交換見積もりも確認しておくと安心です。


\修理費と交換費を比較して後悔しない選択を/

補助金対象機種にも対応。工事費込みの総額を比較してから判断できます。

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建築・設備分野に携わる技術系サラリーマン。
1級建築施工管理技士・管工事施工管理技士・第二種電気工事士などを保有。
エコキュートの開発経験と実使用(パナソニック→ダイキン)をもとに、現場+ユーザー目線で解説しています。
【無駄な交換をさせない】がモットーです。

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